この記事の要点
供試体は、部材の強度などを推定する目的の制作物(供試体の種類はコンクリートまたは土など)です。
試験体ともいいます。
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供試体は、部材の強度などを推定する目的の制作物(供試体の種類はコンクリートまたは土など)です。試験体ともいいます。例えばコンクリートの供試体は、圧縮強度を調べる目的があります。この供試体は、直径10cm、高さ20cmの円柱をいいます。今回は、供試体の意味、寸法、コンクリート供試体の養生方法、モールドについて説明します。
※部材、強度の意味は下記が参考になります。
部材とは?1分でわかる意味、部品との違い、建築での使い方、材料との関係
強度とは?1分でわかる意味、単位、種類、応力・剛性とのの違い
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供試体は、強度などを推定する目的で造られる制作物です。下図をみてください。コンクリートの圧縮強度試験では、この供試体を使います。
※圧縮強度試験については、下記が参考になります。
圧縮強度試験とは?1分でわかる意味、基準、目的、供試体、強度の計算
供試体の目的は、試験により実際の強度や変形、力学性状を確認することです。コンクリートや土は、鋼に比べると性質が不安定な材料です。そこで試験を行い、品質などに問題ないか確認します。
供試体と試験体は、同じ意味で使います。ただ分野によって、「供試体」「試験体」の使い分けがあります。どちらを使っても問題はないです。
供試体と試験体の読み方を下記に示します。
後述するコンクリートの圧縮強度試験に用いるものは、供試体です。試験体といっても間違いではないです。
私は学生時代、実験をメインに研究をしていましたが、「試験体」と呼んでいました。
建築で使う供試体は、下記の2つです。
・コンクリート
・土
供試体を用いた代表的が下記です。
コンクリートは、外部環境(温度や湿度など)により強度が大きく変化する材料です。そこで設計で必要な強度(設計基準強度)が満足できるか、確認が必要ですね。※設計基準強度については下記の記事が参考になります。
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
コンクリートの強度を確認するには、実際に硬化したコンクリートを壊すしかありません。この試験が「圧縮強度試験」です。
土も、コンクリート同様に不安定な材料です。また地盤ごとに力学性状が異なります。そこで、供試体を用いた圧縮試験を行います。圧縮試験は、一軸圧縮試験と三軸圧縮試験の2通りあります。下記が参考になります。
一軸圧縮試験とは?1分でわかる意味、供試体の寸法、粘着力、一軸圧縮強度
三軸圧縮試験とは?1分でわかる意味、供試体、試験法、uuとcdの違い
コンクリートおよび土の供試体の寸法を示します。
・直径10cm
・高さは20cm
・直径3.5cm~5.0cmが標準
・高さは直径の1.8~2.5倍程度
コンクリートは外部環境の影響を受けやすいので、適切な環境で養生します。一般的に供試体は、「標準養生」を行います。又は、現場水中養生や現場封かん養生をすることもあります。
標準養生とは、20℃±3℃で管理された水中に養生する方法です。下記が参考になります。
モールドとは、供試体用の型枠です。正式名称は「供試体用円柱状型枠」といいます。モールドにコンクリートを詰めて、ある程度硬化したら脱型し養生を行います。下記が参考になります。
供試体型枠のモールドとは?1分でわかる意味、コンクリート供試体、プラスチックとの関係
今回は供試体について説明しました。供試体の意味が理解頂けたと思います。建築では、コンクリートや土の強度を調べるために供試体を使います。特にコンクリートの供試体については、一級建築士試験にたびたび出題されるので覚えておきましょうね。下記も併せて学習しましょう。
圧縮強度試験とは?1分でわかる意味、基準、目的、供試体、強度の計算
一軸圧縮試験とは?1分でわかる意味、供試体の寸法、粘着力、一軸圧縮強度
三軸圧縮試験とは?1分でわかる意味、供試体、試験法、uuとcdの違い
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
供試体に関する問題は建築士試験の構造分野で出題されます。定義と計算の両面から理解しておきましょう。
試験ではコンクリートの設計基準強度Fc・調合管理強度・品質基準強度の区別と適用が問われます。
「設計基準強度≦品質基準強度≦調合管理強度」の大小関係を理解しましょう。