この記事の要点
工事が始まると「図面と現場が合わない」「この仕様はどうするか」という疑問が生じます。これを設計者に書面で照会し、回答を記録したものが「質問回答書」です。設計図書の一部とされ、場合によっては特記仕様書より優先されることもあります。
このページでは質問回答書の意味・読み方・書き方・設計図書との優先順位を解説します。
設計図書の優先順位は「質問回答書>現場説明書>特記仕様書>設計図>標準仕様書」の順。質問回答書は誤答すると建築物に直接影響するため、慎重に扱う必要がある。
この記事では、建築の質問回答書とは何か、建築の質問回答書はどう読むのか、書き方とは何か、設計図書とどう関係するのかを整理します。
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質問回答書とは、主に設計図に対する施工者からの質問書および回答書のことです。
設計図が完成すると、施主への図渡し(納品)や、確認申請業務、施工業者決定などが行われます。
今回は質問回答書の意味、読み方、書き方、設計図書との関係、優先順について説明します。
設計図書の意味、優先順位は下記が参考になります。
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建築物の設計図が完成すると、実際に建築物を建設できる施工業者を決めます。業者の決定は入札(複数の業者が条件などを提示し、最も有利な条件の会社と契約を結ぶこと)などで行います。
このとき、施工業者から設計図に対する質問書が送付されます。質問回答書は、まず施工業者が質問を提示し、その質問に対して設計者が回答を明記する形式が一般的です。
工事の準備を進める中で、施工者は施工図を描き始めます。施工図は1/1のスケールで描くので、納まらない箇所がでてきます。納まりに応じて、設計図が変更となる可能性もあります。その他、設計図の不整合、誤記などは逐一、施工業者から質問書が届きます。
なお質問回答書は、設計図書の中で時系列が最も新しいです。よって、質問回答書の内容を一番に優先します。
質問回答書は、「しつもんかいとうしょ」と読みます。
質問回答書の書き方に決まりは無いです。お互いに質問と回答を把握しやすくするよう、番号を振ると良いです。
また、質問を文章に書くとき、語尾に「?」はつけないことが多いです。例えば下記のように質問します。
○○でしょうか。
質問回答書は設計図書の1つです。質問回答書の内容が施工図に反映されます。万が一、間違った回答をすると、その結果が建築物に反映されます。質問回答書は図面では無いですが、設計図と同じくらい慎重に扱いたいですね。
質問回答書は最も優先順位の高い図書です。下記に設計図書の優先順位を示します。
質問回答書
現場説明書
特記仕様書
設計図
標準仕様書
設計図書の優先順位、各図書の詳細は下記が参考になります。
特記仕様書とは?標準仕様書との違いと書き方・読み方のポイント
標準仕様書とは?公共建築工事標準仕様書の内容と特記仕様書との使い分け
混同しやすい用語
質問回答書
施工業者からの質問と設計者の回答をまとめた文書。
設計図書の中で最も優先順位が高く、内容が建築物に直接反映される。
特記仕様書
建築物ごとに特別な仕様を記載した図書。
標準仕様書を補完するもので、設計図よりも優先されるが質問回答書よりは優先順位が低い。
| 図書の種類 | 優先順位 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 質問回答書 | 最高位(1位) | 施工者の質問に対する設計者の回答 |
| 特記仕様書 | 高位(2位) | 建築物固有の特別仕様の記載 |
| 標準仕様書 | 通常(3位) | 一般的な施工基準・仕様の規定 |
今回は質問回答書について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
質問回答書は、施工業者からの質問書および、質問に対する設計者の回答書です。
質問回答書は、設計図書の1つです。
最も優先順位の高い図書です。
質問の意味を理解し、慎重に回答したいですね。
下記も併せて参考にしてください。
設計図書の保存期間と義務|建築士法が定める15年ルールと保存対象
特記仕様書とは?標準仕様書との違いと書き方・読み方のポイント
標準仕様書とは?公共建築工事標準仕様書の内容と特記仕様書との使い分け
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