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蹴込みの必要性は?1分でわかる意味、役割、寸法、蹴込み板、段鼻との関係

この記事の要点

蹴込みとは段鼻(踏面先端)から蹴込み板までの部分で、つまづき防止・恐怖感軽減・物の落下防止・踏板耐力向上といった役割を持つ。

蹴込み寸法は一般的に20mm以下とし、蹴込み板を設けることで踏板と一体化して階段の構造性能が高まる。

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蹴込みとは、段鼻または踏面の先端から、蹴込み板までの部分をいいます。一般的に蹴込み寸法は、20mm以下とします。今回は蹴込みの必要性、意味、役割、寸法、蹴込み板と段鼻の関係について説明します。


階段の構造、階段の各寸法は下記が参考になります。

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蹴込みの必要性と役割は?

蹴込みの必要性、役割は主に下記があります。


・階段のつまづき防止

・階段を昇り降りするときの、恐怖感を和らがせるため

・階段から物が落ちるのを防ぐため

・階段の段部の耐力向上


下図をみてください。この部分が蹴込み、蹴込み板です。

蹴込みと蹴込み板

蹴込み板が無い場合を考えてください。下図のように蹴込みが無いと、足を大きく踏み出したとき踏板の下に足が入りますよね。このまま足を上げると、足が踏面の下に引っかかる可能性があります。

蹴込みが無い階段

蹴込み板があれば、大きく足を踏み出しても板で止まるので安心です。


また、蹴込みが無い階段は、下の階が見えます。2階から1階で2~3m近く高低差があります。階段を昇り降りするとき、かなり恐怖感があるでしょう。よって、蹴込み板を設けることで恐怖感が和らぎます。


また、蹴込み板が無いと誤って物が落ちる可能性もあります。


階段の踏板は、人の重さを支える役割があります。ただし踏板だけでは、振動や変形が大きいです。よって蹴込み板と踏板を一体化することで耐力を高めています。蹴込み板をなくす場合、踏板の厚みを大きくします。


階段の構造は、下記も参考になります。

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蹴込みの寸法、段鼻との関係

蹴込みの寸法は20mm以下とします。下図に示しました。

蹴込みの寸法は20mm以下

ただし、高齢者が昇り降りしやすいよう、蹴込み寸法をできるだけ小さくしても良いでしょう。段鼻が突き出ていると、つま先が引っかかる場合があります。踏面と蹴込み板の面を揃えると良いですね。

蹴込み板と階段の構造性能

蹴込み板が無い階段は、踏板だけで人の重さを支えます。一方、蹴込み板がある場合、蹴込み板と踏板が人の重さを支えます。下図に示しました。

蹴込みと踏板の関係

いかがでしょうか。計算をしなくても、蹴込みのある方が、構造性能が高いとわかるでしょう。

混同しやすい用語

蹴込み

段鼻(踏面先端)から蹴込み板までの水平距離で、一般に20mm以下とする。足のつまづきを防ぐとともに、踏板の下に足が入り込むのを防ぐ役割がある。

蹴込み板が踏面と蹴込みを区切る垂直の板そのものであるのに対して、蹴込みはその板との間の水平距離(寸法)を指す点で区別される。

踏面(ふみづら)

階段の1段分の水平面(足を乗せる部分)で、奥行き寸法を踏面寸法という。建築基準法では住宅で150mm以上など、用途に応じた最低寸法が規定される。

蹴込みが段鼻から蹴込み板までの出寸法であるのに対して、踏面は足を乗せる水平面全体の奥行き寸法であり、蹴込みは踏面とは独立した別の寸法概念である。

試験での問われ方|管理人の一言

建築士試験では、蹴込み寸法の上限(20mm以下)と、踏面・蹴上げの最低寸法が規定されていることがよく出題される。

蹴込み・踏面・蹴上げ・段鼻の位置関係を図で確認しながら覚えると、寸法の出題に確実に対応できる。

蹴込みを整理した表を示します。

部位の名称位置・定義寸法の規定
蹴込み段鼻(踏面先端)から蹴込み板までの水平距離20mm以下
踏面(ふみづら)足を乗せる水平面の奥行き寸法住宅で150mm以上(建築基準法)
蹴上げ(けあげ)階段1段の高さ(踏板から踏板までの垂直距離)住宅で230mm以下(建築基準法)

まとめ

今回は蹴込みの必要性、役割、意味などについて説明しました。理解頂けたと思います。蹴込みは、段鼻または踏面の先端から、蹴込み板までの距離をいいます。蹴込みは、つまづき防止など、色々な効用があります。階段の構造、寸法など、下記も併せて参考にしてくださいね。

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