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構造設計は、どんな仕事なの?

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将来、構造設計を目指す方は、「構造設計は、実際にどのような仕事をするのか」知りたいですよね。今回は、仕事の概要、雰囲気を説明します。構造設計と構造計算の違い、構造設計者になるための就職先など、下記が参考になります。

構造設計と構造計算 その違いとは?

構造設計者に成るための就職先4つと特徴、就活の方法

どうすれば構造設計者になれる? 実務経験と資格について

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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仕事の雰囲気。地味な仕事の構造設計

構造設計は人気のある職種とはいえません。建築学科を卒業する大学生の1割以下が、構造設計を選択する程度でしょう。逆に一番多い分野が、「意匠設計」です。意匠設計の意味は、下記が参考になります。

意匠設計とは?1分でわかる意味、仕事内容、構造設計との関係、年収


意匠設計者の主な仕事に、「建築物の外観・内観のデザイン」があります。真っ白なキャンパスに線を引き、建物を想像するのが意匠設計者です。そんな、クリエイティブでお洒落な存在ですから建築学科で人気があります。


構造設計の仕事は地味で目立ちません。メディア(雑誌・TVなど)に出ることも、ほとんど無いので、一般の方々が知ることは無いです。近年ようやく「耐震」という用語が普及しましたが、耐震設計は建築家が行っていると思う方がほとんどのようです。


一般的に、施主(建物を建てたい人。お客さん)とコミュニケーションをとるのは意匠設計者(いわゆる建築家)です。彼らが、建物のデザインを考えて、構造・設備の情報を統括します。プロジェクトのチームリーダー的な存在です。


構造・設備の情報を統括するのは、最終的に建築家ですから、施主に「この建物はこういう構造形式です」と伝えるのも建築家です。


一般の方は、構造設計者と接点が無いです。よって、建築物の構造設計も全部、「建築家がやっている」と思うのです。


構造設計の仕事は、縁の下の力持ち、黒子の役割といえます。そんな地味で目立たない仕事を志望する方は、どちらかと言えば「真面目で静かな」人が多いです。

構造設計の仕事内容

構造設計では、主に下記の業務を行います。


構造計画

構造計算

構造図の作成


構造計画とは、建築物を支える柱、梁、壁、床などの構造部材を、「どのように配置するか」、「どのように力を伝えるか」考える業務です。構造計画で、構造設計の質が決まります。構造家の構造計画は、是非勉強したいですね。下記の書籍が参考になります。

構造計画の原理と実践

構造計算では、授業で習った構造力学の知識をフル活用します。構造図は、実務で初めて作成する方がほとんどです。構造計算を具現化するため、構造図の作成も重要です。下記の書籍も参考になります。

建築構造図集

まとめ

今回は構造設計の仕事内容、雰囲気について説明しました。これから、構造設計者を目指される方の参考になればと思います。下記の記事も併せて参考にしてくださいね。

若手構造設計者に必要な「直感力」が身につく本

未経験で構造設計職に転職するには?必要な資格、能力、おすすめ

どうすれば構造設計者になれる? 実務経験と資格について

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