この記事の要点
構造設計の仕事は構造計算・構造図作成・意匠設計者との協議が主な業務で、地味でパソコン作業が中心の印象があるが、建物の安全性を担保する責任ある仕事。意匠設計者から変更依頼が頻繁に入るため、計算の修正と図面更新を繰り返す忙しさが実態です。
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構造設計の仕事将来、構造設計を目指す方は、「構造設計は、実際にどのような仕事をするのか」知りたいですよね。今回は、仕事の概要、雰囲気を説明します。構造設計と構造計算の違い、構造設計者になるための就職先など、下記が参考になります。
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構造設計は人気のある職種とはいえません。建築学科を卒業する大学生の1割以下が、構造設計を選択する程度でしょう。逆に一番多い分野が、「意匠設計」です。意匠設計の意味は、下記が参考になります。
意匠設計とは?1分でわかる意味、仕事内容、構造設計との関係、年収
意匠設計者の主な仕事に、「建築物の外観・内観のデザイン」があります。真っ白なキャンパスに線を引き、建物を想像するのが意匠設計者です。そんな、クリエイティブでお洒落な存在ですから建築学科で人気があります。
構造設計の仕事は地味で目立ちません。メディア(雑誌・TVなど)に出ることも、ほとんど無いので、一般の方々が知ることは無いです。近年ようやく「耐震」という用語が普及しましたが、耐震設計は建築家が行っていると思う方がほとんどのようです。
一般的に、施主(建物を建てたい人。お客さん)とコミュニケーションをとるのは意匠設計者(いわゆる建築家)です。彼らが、建物のデザインを考えて、構造・設備の情報を統括します。プロジェクトのチームリーダー的な存在です。
構造・設備の情報を統括するのは、最終的に建築家ですから、施主に「この建物はこういう構造形式です」と伝えるのも建築家です。
一般の方は、構造設計者と接点が無いです。よって、建築物の構造設計も全部、「建築家がやっている」と思うのです。
構造設計の仕事は、縁の下の力持ち、黒子の役割といえます。そんな地味で目立たない仕事を志望する方は、どちらかと言えば「真面目で静かな」人が多いです。
構造設計では、主に下記の業務を行います。
構造計画
構造計算
構造図の作成
構造計画とは、建築物を支える柱、梁、壁、床などの構造部材を、「どのように配置するか」、「どのように力を伝えるか」考える業務です。構造計画で、構造設計の質が決まります。構造家の構造計画は、是非勉強したいですね。下記の書籍が参考になります。
構造計算では、授業で習った構造力学の知識をフル活用します。構造図は、実務で初めて作成する方がほとんどです。構造計算を具現化するため、構造図の作成も重要です。下記の書籍も参考になります。
混同しやすい用語
構造設計
建物の骨格(柱・梁・壁)が安全に機能するよう設計する業務。
意匠設計
建物の外観・内部空間・動線などを計画する業務。
構造設計の仕事内容を整理した表を示します。
| 業務内容 | 概要 | 備考 |
|---|---|---|
| 構造計画 | 柱・梁・壁の配置と力の伝え方を検討する | 設計品質を左右する重要工程 |
| 構造計算 | 建物の安全性を数値で検証する | 構造力学の知識を活用 |
| 構造図作成 | 構造計算の結果を図面化して施工に伝える | 意匠設計者との連携が必要 |
今回は構造設計の仕事内容、雰囲気について説明しました。これから、構造設計者を目指される方の参考になればと思います。下記の記事も併せて参考にしてくださいね。
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試験での問われ方|管理人の一言
構造設計者の日常業務は構造計算と構造図作成が中心ですが、意匠設計者や施工者との打ち合わせも重要です。直感力(構造的センス)を磨くことが実務では特に大切です。