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根入れ深さってなに?1分でわかる意味と直接基礎との関係

根入れ深さをご存知でしょうか。これは基礎の深さを意味する用語です。では、基礎のどこまでの距離を意味するのでしょうか。今回は、根入れ深さの意味と直接基礎との関係について説明します。

根入れ深さってなに?

下図をみてください。直接基礎の模式図です。根入れ深さとは、GL(地面のライン)から基礎の底までを意味します。また根入れ深さは、構造計算ではDfといいます。

根入れ深さ

細かく言えば、GLから基礎底盤の底までの距離で、捨てコンと砕石の厚みは根入れ深さに含めないことに注意しましょう。


ちなみに直接基礎とは、強固な地盤の上に鉄筋コンクリートの底盤(フーチング)を置き、建物の重量を支える基礎です。※直接基礎については、下記の記事が参考になります。

布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴

直接基礎の地耐力と根入れ深さ

建築に全く詳しくない方でも、根入れ深さを深くするほど建物が安定しそうな気がすると思います。


少し物理に理解のある方なら、根入れ深さを深くするほど、土の重しで安定性が増していると見当がつくでしょう。


直接基礎が建物の重量にどれだけ耐えられるか示す値を「地耐力」といいます。地耐力は下記の記事が参考になります。

地耐力の算定

地耐力を計算する式をみると分かりますが、地耐力は根入れ深さが大きくなるほど、高い値となります。


但し、根入れ深さを深くすると施工が大変です。また土留めが必要となり、施工費用もアップします。根入れ深さは建築基準法や構造的に満足しつつ、必要以上の値は求めないのが普通です。

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建築基準法による根入れ深さの規定

基礎は、ある程度地面に埋まっている必要があります。前述した根入れ深さは建築基準法で決まった値よりも深くします。これは基礎の値で変わります。下記にそれぞれ示しました。

布基礎に比べてべた基礎のDfが小さい理由は、基礎の特徴の違いです。べた基礎は建物下が全部基礎ですが、布基礎は部分的に基礎が設けられています。一般的に安定性の高いべた基礎では、最低のDfが小さい値として設定されています。


※べた基礎と布基礎に関しては下記の記事が参考になります。

布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴

基礎の根入れ深さと地中梁との関係

根入れ深さは直接基礎の地耐力と関係することを説明しました。しかし、根入れ深さは耐力だけで決まるものではありません。例えば、地中梁との納まりも考慮します。


フーチングと地中梁は一体化しますが、両者の鉄筋がぶつからないように、根入れ深さは地中梁よりも100mm程度深くするのが通常です(杭基礎であれば、杭天端を地中梁底より100mm下げる)。


これは規定ではないので、状況に応じて配筋の納まりや諸条件を考慮して根入れ深さを決定したいですね。

まとめ

今回は根入れ深さについて説明しました。非住宅を設計するなら、建築基準法の規定はほぼ満足する根入れ深さになるでしょう。住宅を設計するとき、建築基準法を満足するよう浅すぎない根入れ深さにすることが大切です。


以上、今回の記事が参考になれば幸いです。

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