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母材は、鉄骨造で接合部以外の部分をいいます。例えば鉄骨部材の継手は「接合部」ですが、継手以外の部分を母材といいます。今回は、母材の意味、材料、溶接との関係、鉄骨造での母材の使い方について説明します。※接合部については下記の記事が参考になります。
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母材とは、鉄骨造における「接合部以外の部分」です。下図をみてください。柱と梁を接合した部分を「仕口」または柱梁接合部といいます。この部分は「接合部」ですが、それ以外を母材といいます。接合部の基(もと)となる部材と考えてください。
またブレース構造では、ブレース材とブレース材の接合部分があります。ブレース本体の部分を母材といいます。
ブレース構造は、ブレースの接合を母材以上の耐力に設計します。これを保有耐力接合といいます。ここでも「母材」という用語が、当たり前に使われています。※ブレース構造については下記の記事が参考になります。
溶接では、溶着金属に対して被溶接材(溶接を行う際に、元となる材)を母材といいます。下図に示しました。
母材は、建築で一般的に使う用語です。
母材と接合部は、下記の関係があります。
これは溶接でも同じです。例えば母材の材質がSN490材なのに、接合部がSN400材では先に接合部が壊れます。接合部の破壊は、建物の崩壊に繋がるので許されません。
溶接部分は、母材に作用する応力を伝達する目的があります。よって、母材以上の耐力・材質とします。
鉄骨造における「母材」の使い方を下記に整理しました。
母材の対義語は、明確に定義されていません。ただ、当サイトとしては「接合部」が対義語に当ると考えています。
母材は「ぼざい」と読みます。「ははざい」とは読まないので注意してください。
今回は母材について説明しました。母材の意味が理解頂けたと思います。母材は、接合部以外の部分と考えてください。特に、ブレース接合の設計や、溶接の設計では当たり前に 「母材」という用語を使うので忘れないよう覚えてくださいね。
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