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耐荷重が100kgfの場合、質量が100kgまでは耐えられることを意味します。耐荷重50kgfなら質量50kgまで耐えられます。一見、kgfとkgの意味は同じと思えますが、本質的には異なる物理量で、kgfは工学単位系における力の単位、kgは質量の単位です。100kgfは力、100kgは質量という違いです。
工学単位系では1kgの質量に生じる力を1kgfと定義されます。よって、kgからkgfあるいはkgfからkgに単位変換しても「値はそのまま」です。kgfとkgの値が同じなので両者は混同されやすいですが、日常生活においては、耐荷重のkgfとkgを誤用したとしても、ほとんど問題ないでしょう。
なお現在は、工学単位系ではなくSI単位系(国際単位系)を標準的に用いており、力の単位はニュートン(N)です。1ニュートンは質量1kgと加速度1m/s2の積と定義されます。地球の重力加速度は約9.8m/s2なので、1kgの質量に生じる力は約9.8Nとなります。以上より、耐荷重100kgf≒980Nです。
建築の実務では力の大きさはニュートンを用いており、現代の構造設計者もNやkNの扱いに慣れています。NやkNの値から瞬時にトンやキログラムの値をイメージできます。ただ一般の方にとってニュートンは馴染みが薄く、直感的にはkgfの方が分かりやすいでしょう。よって、耐荷重の単位としてkgfを用いてあることも多いです。
今回は、耐荷重のkgfとkgの違いと意味について説明しました。耐荷重が100kgfの場合、質量が100kgまでは耐えられることを意味します。kgfは工学単位系における力の単位、kgは質量の単位です。100kgfは力、100kgは質量という違いです。kgfとkg、耐荷重の詳細は下記が参考になります。
kgとkgfの違いは?1分でわかる意味、単位換算、kg重とニュートンの違いは?
耐荷重とは?1分でわかる意味、読み方、床の耐荷重と、計算方法
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