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土木工学科では何を勉強するのか?土木学生OBが答える

僕は昔、土木学生でした。高専の土木工学科に入学し、その後、建築学科へ転科したのです。元々、土木はやりたくて入った学科ではありませんでしたから、転科の決断は早かったですね。


当時は土木が嫌で嫌で。「土木」という言葉がダサいしイメージ悪い。情報処理工学科(IT系の勉強)が流行る中、その対極にある土木何てやりたくない!と思っていました。その気持ちを代弁するように、倍率も情報工学だけ高かったです。


また、僕が入学した年が最後の土木学科でしたね(最近は土木じゃなくて環境建設とか、なんだか良く分からない言葉になりました)。


でも今考えると、土木工学科も悪くない。そう思えてきます。今回は、元土木工学科だった僕が、土木工学科は何をする学科なのか説明します。


・学科の雰囲気は、団結力があって良い感じ。

僕が居た頃の土木学科では、学生数が40人でした。先生の指導が良かったのか、40人が団結していたと思いますね。だから浪人する人もいなかったし勉強もみんなで教え合っていたと思います。


考えてみれば、土木の仕事は大人数で1つの建設物をつくるお仕事。1人の力では何もできませんが、団結することで成し遂げられます。


「空気を読む」といいますが、相手を気遣うことができるクラスだったと思います。現在でも土木工学科の雰囲気は変わらないと信じています。


・女性は圧倒的に少ない。現在はやや改善か。

女性は圧倒的に少なかったですね。政府が女性の土木作業員のことを「ドボジョ」呼び、建設業界の人数を増やそうとしています。おそらくリケジョに倣ったものと思いますが。


そういった対策をする、ということは土木の道へ進む女性が少ないことを意味しますね。僕が居た頃も女性は圧倒的に少なかったですね。


1割くらいしか女性はいなかったと思います。もちろん、現在は改善されているかも。

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・土木の基本は三力の「土質、水理、構造力学」

土木の基本は三力と言われています。三力とは3つの力学分野のこと。1つが土質力学、2つめが水理。これは流体力学。3つめが構造力学。もちろん、それぞれに精通した専門家がいるのですが、土木技術者なら基礎は理解できている分野です。


僕は土質工学の研究室にいました。実験は楽しかったですが、力学は身にならなかったですね。水理学は嫌いでした。構造力学はどちらでもない感じ。今は奇しくも、その構造力学を仕事にしています。


・興味が無ければ授業は苦痛に感じる

先に述べたように、興味が無ければ授業は苦痛に感じます。特に、土木の授業は学生にとって「とっかかりが少ない」分野ですね。自分との接点を見つけづらいことが原因だと思います。


例えば、ゲームをつくりたい!という子供は自ずと情報処理とかゲームの絵をデザインする勉強を始めると思います。「ゲームをつくる」という目標があるから、勉強に向かっていきやすいのですね。


一方、土木構造物は民より公(個人より公共性の高い施設)の性質が強いので、自分との関係性を見出しにくいのでしょう。


嫌だ、と思ったらずっと嫌になってしまいます。現に僕がそうでしたから。こればかりは、しょうがないですねぇ。


・実験や測量は楽しかった

机に座っての授業は苦痛でしたが、実験や測量は楽しかったですね。複数で外を歩きまわって測量機を使う。普段の授業は話せないですが、この時ばかりは雑談をしながらの授業です。


これが、土木工学科の団体性、チーム力を高めている要因化もしれません。


・就職先は公務員や土木コンサルなど。

就職先は公務員や土木コンサルが人気です。僕が学生の頃は電力会社も人気でしたが、最近は原発事故の影響で陰りもあります。


先ほど書いたように、土木構造物は「公」の性質が強い。橋とか道路、ダム。これらは民間会社より、国が発注し設計することが多いのです。ですから、土木系の公務員枠は建築より圧倒的に多いです。


また準公務員と呼ばれる独立行政法人も多い。これらを理由に、将来の安定を求めて土木学生になる人も多いですよ。


・まとめ

今回は土木工学科OBの僕は、土木工学科の特徴を説明しました。この記事を読んで、「土木って面白いな」と思ってもらう、とは考えていません。


良い・悪い両方あるし、僕は悪い方が沢山見えたから転科しました。そんな風に悩んでいる方の参考になればと思います。

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