建築学生が学ぶ構造力学

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確認申請の指摘対応例 朱で押印と標準図の添付

この記事の要点

確認申請では、修正箇所への朱色での押印と、構造標準図の添付を求められることがあります。伏図・軸組図・リスト・詳細図だけでは不十分で、各社の標準納まり図の添付が構造図の一部として必要とされます。標準図は施工図の基準となる重要な書類です。

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※本対応例及び指摘例は事実に基づいたフィクションです。


さて、フィクションと断ったので苦情は一切受け付けませんが、私がこれまで受けてきた指摘回答の例を紹介します。


■指摘 設計者押印は朱としてください。


■回答 朱で押印します。


■管理人の解説

そのままの意味です。申請図書は正本と副本を最低でも用意します。適合性判定が必要ならさらに1部追加。このとき、正本の押印は朱印で行います。副本は正本のコピーでOKです。この指摘は、正本の押印もコピーとなっていた例です。



■指摘 コンクリートの標準図・鉄骨の標準図を添付してください。


■回答 添付します。


■管理人の解説

構造図に標準図が添付されてなかった時の指摘です。伏図や軸組図、リストや詳細図だけでは不十分です。特に、一般的な納まりは各社の標準図があり、これを参考に施工図が描かれています。よって、標準図の提出は不可欠なのです。

混同しやすい用語

標準図

標準図とは、メーカーや設計事務所が定める一般的な納まりを示した図面のことです。繰り返し使える標準的な仕様を示しており、構造図に添付して施工図作成の基準とします。

詳細図

詳細図とは、特定の部分の形状・寸法・仕様を詳しく示した図面のことです。個別の案件ごとに作成するもので、標準図で対応できない特殊な部位に使います。

試験での問われ方|管理人の一言

確認申請では標準図の添付漏れが指摘されることがあります。特に鉄骨造では、各メーカーの柱梁接合部の標準図や基礎の標準図が必要です。提出前のチェックリストに標準図の添付を必ず含めておきましょう。

確認申請 指摘対応チェックリスト

朱押印・標準図に関するよくある指摘と対応

指摘内容 対応方法 見落としやすいポイント
正本への朱押印漏れ 訂正箇所に設計者が朱色で押印する 副本への押印も必要な場合がある
標準図の添付漏れ メーカー標準図(柱梁接合部・アンカーボルトなど)を添付 鉄骨造は特に添付図書が多い
標準図の版数が古い 最新版の標準図に差し替える メーカーが版更新していることがある

よくある誤解

「訂正は修正液・修正テープでよい」は間違い。確認申請書類の訂正は、二重線で訂正して押印するのが原則。修正液の使用は認められない審査機関が多い。

「標準図はどのメーカーのものでもよい」は間違い。使用する鋼材・接合金物の製造メーカーに対応した標準図を添付する必要がある。仕様と標準図が不一致だと指摘の原因になる。

試験での問われ方(一問一答)

Q. 確認申請の正本と副本の違いを述べよ。

A. 正本は審査機関が保管する原本、副本は建築主(申請者)が保管するもの。確認済証は正本に添付されて返却される。

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ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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