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壁式鉄筋コンクリート造とは、耐力壁とスラブのみで構成される鉄筋コンクリート造です。
柱や梁が無い(壁内に納まっている)ので空間が広くとれます。また、耐力壁を沢山配置するので、ラーメン構造に比べて地震時の変形が小さい特徴があります。
今回は壁式鉄筋コンクリート造の意味、階高と軒高、階数の規定、壁量の値について説明します。耐震壁の意味、壁式構造の壁厚は下記が参考になります。
耐震壁ってなに?すぐに分かる耐震壁の意味と役割、耐力壁との違い
壁式鉄筋コンクリート造とは、耐力壁とスラブのみで構成される鉄筋コンクリート造です。鉛直方向の構造部材として「耐力壁」、水平方向の構造部材にスラブが配置されています。
下図をみてください。これが壁式鉄筋コンクリート造です。
壁式鉄筋コンクリート造には柱や梁が無い(壁内に納まっている)ので空間が広くとれます。
下図をみてください。壁式鉄筋コンクリート造では一見、柱や梁が無いです。実は、柱や梁としての配筋は「耐震壁内に納めて」いるのです。
壁厚と同じ幅の梁を「壁梁(かべばり)」、壁厚と同じせい(又は幅)柱を「壁柱(かべばしら)」といいます。
また、耐震壁を沢山配置するので、ラーメン構造に比べて地震時の変形が小さくなるでしょう。ただしラーメン構造と比べて靭性は小さくなる傾向にあります。
壁式鉄筋コンクリート造は平成13年度国土交通省告示第1026号で、階高や軒高、階数が規定されています。下表に整理しました。
【表 壁式鉄筋コンクリート造の規模】
階数 | 5階以下(地上階数) |
階高 | 3.5m以下 |
軒高 | 20m以下 |
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壁式鉄筋コンクリート造に必要な壁量の規定値を下表に示します。
【表 壁式鉄筋コンクリート造の壁量の値】
階 | 壁量(cm/m2) | |
地上階 | 平家または最上階から数えて3つめの階以上の階 | 12 |
最上階から数えて4つめの階以下の階 | 15 | |
地下階 | 20 |
今回は壁式鉄筋コンクリート造について説明しました。壁式鉄筋コンクリート造は、耐震壁とスラブで構成される鉄筋コンクリート造のことです。
ラーメン構造のように、柱や梁が無いので居室空間を広くとれます。壁式構造の壁厚、耐震壁の意味など下記も勉強しましょうね。
耐震壁ってなに?すぐに分かる耐震壁の意味と役割、耐力壁との違い
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