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壁梁とは、梁幅が壁厚と同じになる梁です。一般の方がみると、垂れ壁と壁梁の違いが付かないと思います。
今回は、壁梁の意味、読み方、配筋、せい、壁梁と垂れ壁の違いについて説明します。
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壁梁とは、梁幅が壁厚と同じになる梁です。壁梁や壁柱で構成する構造形式を壁式構造といいます。
壁梁は、梁幅が壁厚と同様なので、室内空間が広くとれるメリットがあります。ただ、構造的に弱い部分もあり、設計には注意が必要です(つまり構造計算の難易度が少し高い)。
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壁梁は、「かべばり」と読みます。
壁梁と垂れ壁の違いを下記に整理しました。
・壁梁 荷重を負担する構造部材
・垂れ壁 荷重を負担できない壁(梁や床からぶら下がっているだけ)
下図をみてください。壁梁と垂れ壁の違いは見分けがつきにくいですね。確かに、見た目で壁梁か垂れ壁の違いはわかりません。
壁梁は梁として荷重負担することを想定した「構造部材」です。必要な鉄筋が配置され、壁柱にきちんと定着するよう指示します。
一方、垂れ壁は荷重を負担できない壁です。梁として荷重負担することを想定しておらず、割れ防止程度の鉄筋しか入っていません。
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壁梁の配筋は計算により決めます。注意したいのは配筋量です。壁梁に沢山の配筋を入れようと思っても、梁幅が薄いので密に鉄筋が入りません。
壁梁のせいや幅の規準を下記に整理しました(※下記の基準が全てではありません。各自でご確認ください)
・壁梁のせい 450mm以上(一部の壁梁は350mm以下でもよい)
・壁梁の幅は、壁厚と同一とする
・壁梁の幅は120~150かつH/20程度以上(Hは構造耐力上主要な部材の鉛直支点間距離)
壁梁のせいは450mm以上とします。開口が空くことで450mmを確保できないとき注意したいですね。
下図が壁梁の「せい」の考え方です。一般の梁も同じ考え方ですが、スラブ天端が梁天端となるケースが多いです(もちろん梁天端をスラブ天より下げるケースも沢山あります)。
今回は壁梁について説明しました。壁梁の意味、読み方、せいの考え方など理解できたと思います。
壁梁は梁幅が薄い分、内部空間が広くとれます。一方で、構造的に注意すべき点が多い形式ですね。
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