建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME > 基礎構造を学ぶ > 土粒子のふるい分析とは?1分でわかる意味、試験方法、土の粒度試験の目的、沈降分析とは?

土粒子のふるい分析とは?1分でわかる意味、試験方法、土の粒度試験の目的、沈降分析とは?

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


土粒子のふるい分析とは、土粒子の粒径(大きさ)の分布を調べる試験の1つです。ふるい分析は「粒径0.075mm~75mmの土粒子(つまり粗粒分)」に適用されます。これより粒径の小さな土粒子(細粒分)は、ふるい分析が有効では無く、代わりに「沈降分析」を行います。ふるい分析、沈降分析を併せて「土の粒度試験」といい、JIS A 1204に規定されます。今回は、土のふるい分析の意味、試験方法、土の粒度試験の目的、沈降分析について説明します。土の粒度試験、沈降分析の詳細は下記が参考になります。

土の粒度試験の目的は?1分でわかる意味、試験方法、ふるい分析、考察の例

土の沈降分析とは?【近日公開予定】

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

土粒子のふるい分析とは?試験方法は?

土粒子のふるい分析とは、土粒子の粒径(大きさ)を調べる試験の1つです。なお、ふるい分析は「粒径0.075mm~75mmの土粒子(つまり粗粒分)」に適用されます。


ふるい分析では、名前の通り「ふるい」を用います。よって、ふるいの利用が有効でない「粘土、シルト」のような粒径の細かい土粒子(細粒分)では「沈降分析」を行い、粒径の分布を測定します。


土粒子のふるい分析、沈降分析を併せて「土の粒度試験」といいJIS A 1204に規定されます。両者の試験結果より、加積残留率、通過質量百分率を算定し、粒径加積曲線を描けます。


土粒子のふるい分析の試験方法を簡単に解説します。なお、詳細はJIS A 1204をご覧ください。さて、ふるい分析を簡単にいうと


・網目に残った土粒子の質量(逆にいうと、網目を通過した土粒子の質量)を測定


する試験です。まず、下記に示す網目のふるいについて、下から順に「受け皿⇒0.075mm⇒0.106…75mm」と積み上げます。


・75mm

・53mm

・37.5mm

・26.5mm

・19mm

・9.5mm

・4.75mm

・2mm

・0.85mm

・0.425mm

・0.25mm

・0.106mm

・0.075mm

・受け皿


積み上げたふるいの1番上に位置する「網目が75mm」のふるいから試料を入れると、各ふるいを通過するか、通過しないで残留します。次に、各ふるいに残る土粒子の質量を測します。このとき、試料全体の質量Mに対して、各ふるいに残留した質量miとの割合を百分率で表した値を「残留率」、各ふるいの残留率を上から順に足した値を「加積残留率」といいます。


ふるい分析とふるい


つまり、加積残留率は0%から始まり徐々に増えていき受け皿の残留率を合計すると100%になります。さらに、100%から加積残留率を引いた値を「通過質量百分率」といいます。通過質量百分率は100%から始まり徐々に減り受け皿では0%になります。土の粒度試験、通過質量百分率、加積残留率の詳細は下記をご覧ください。

土の粒度試験の目的は?1分でわかる意味、試験方法、ふるい分析、考察の例

通過質量百分率とは?1分でわかる意味と計算、加積残留率との関係は?

加積残留率とは?1分でわかる意味、求め方、通過質量百分率の求め方、粒度試験の読み方は?

土の粒度試験の目的は?

土の粒度試験の目的は「土粒子の粒径の分布」を測定することです。あるいは、土粒子の粒度を求めることが目的といえます。土粒子の粒度とは、土粒子の粒径の分布を質量百分率で表した値です。土の粒度試験の目的の詳細は下記をご覧ください。

土の粒度試験の目的は?1分でわかる意味、試験方法、ふるい分析、考察の例

土の沈降分析とは?

土の沈降分析とは、細粒分(シルト、粘土)のように「粒径の細かい土粒子」に適用する粒度試験の方法です。沈降分析では、土粒子が水中を沈降する速さが粒径に応じて異なることを利用しています。土の沈降分析の詳細は下記をご覧ください。

土の沈降分析とは?【近日公開予定】

まとめ

今回は、土粒子のふるい分析について説明しました。土粒子のふるい分析は「粗粒分に適用する、土粒子の粒径の分布を測定する試験」です。土粒子のふるい分析を行うことで、土粒子の粒度、加積残留率、通過質量百分率などが算定できます。加積残留率、通過質量百分率の詳細は下記が参考になります。

加積残留率とは?1分でわかる意味、求め方、通過質量百分率の求め方、粒度試験の読み方は?

通過質量百分率とは?1分でわかる意味と計算、加積残留率との関係は?

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)

▼人気の記事ベスト3▼

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【読まれています】管理人による建築業界の分析!

1日13円で建築業界がわかるLINE配信!

友だち追加

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

あなたは数学が苦手ですか?

わかる!実務で使う数学知識の基礎講座

【有料メルマガの初回資料が今だけ無料!】1日約13円で情報をアップデート!

有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート

限定メールマガジン

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

人気の記事ベスト3

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 基礎構造を学ぶ > 土粒子のふるい分析とは?1分でわかる意味、試験方法、土の粒度試験の目的、沈降分析とは?
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. 限定メルマガ
  4. わかる建築構造の用語集・図解集
  5. 1頁10円!PDF版の学習記事