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曲率係数は土の粒度分布を判断する指標の1つです。曲率係数の求め方は「(D30)2÷(D60×D10)」です。
D60は通過質量百分率(以降、通過率)の粒径、D30は通過率30%の粒径、D10は通過率の粒径です。
D60、D30、D10は粒径加積曲線から算定できます。今回は、曲率係数の意味と求め方、単位、目安、均等係数ucの求め方と意味について説明します。
粒径加積曲線、質量通過百分率の詳細は下記が参考になります。
粒径加積曲線とは?1分でわかる意味、有効径、書き方、目盛りの読み方、均等係数の求め方は?
通過質量百分率とは?1分でわかる意味と計算、加積残留率との関係は?
曲率係数とは、土の粒度分布を判断する指標の1つです。粒径加積曲線の「なだらかさ」を表すと言われます。
その他、粒度分布の良しあしを判断する指標に「均等係数」があります。曲率係数、均等係数の求め方を下記に示します。
・曲率係数 ⇒ (D30)2÷(D60×D10)
・均等係数 ⇒ D60/D10
D60は通過質量百分率(以降、通過率)の粒径、D30は通過率30%の粒径、D10は通過率の粒径です。
さて、粒度の良い土は「粒径加積曲線の傾きがなだらか、かつ、大小さまざまな粒径が含まれている」ことが特徴です。※粒径加積曲線の詳細は下記をご覧ください。
粒径加積曲線とは?1分でわかる意味、有効径、書き方、目盛りの読み方、均等係数の求め方は?
均等係数は粒径加積曲線におけるD60とD10の「2点」を用いて、曲線の傾きを判断しています。
一方で、曲線のなだらかさは、「曲線の、ある2点で判断するには不十分」で、曲線のある2点およびその中間点の計3点をみる必要があります。
下図をみてください。粒径加積曲線は途中で急こう配となり、明らかに「なだらかでは無い」ですが、
均等係数はD10とD60で判断する指標のため、D10~D60間の急こう配は考慮されません。
そこで、D10とD60の中間点であるD30を考慮した「曲率係数」の値が必要になるのです。
質量通過百分率の詳細は下記が参考になります。
通過質量百分率とは?1分でわかる意味と計算、加積残留率との関係は?
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曲率係数は無次元数のため「単位は無し」です。無次元数の詳細は下記が参考になります。
無次元数とは?1分でわかる意味、単位、種類、無次元量との違い
曲率係数の目安として、曲率係数の値が1~3の範囲に納まれば粒度分布の良い土と判断されます。
また、粒度分布の良い土は「均等係数」と併せて判断します。粒度分布の良い土の目安を下記に示します。
下記から外れる土は粒度分布の悪い土と判断できます。
・曲率係数U'cの値 ⇒ 1~3の範囲
・均等係数Ucの値 ⇒ 10以上
均等係数ucの求め方を下記に示します。D60は質量通過百分率が60%の粒径、D10(有効径)は、通過率10%の粒径です。
・均等係数uc ⇒ D60/D10
均等係数を分かりやすく言うと「粒径加積曲線の勾配(あるいはD60とD10の水平距離)」です。均等係数ucの詳細は下記が参考になります。
均等係数とは?1分でわかる意味と計算、単位、大きい、小さいの考え方、曲率係数の求め方は?
今回は、曲率係数について説明しました。曲率係数は土の粒度分布を判断する指標の1つです。
曲率係数のなだらかさを表します。また、曲率係数の求め方は「(D30)2÷(D60×D10)」です。
粒径加積曲線、質量通過百分率の詳細など下記も勉強しましょう。
粒径加積曲線とは?1分でわかる意味、有効径、書き方、目盛りの読み方、均等係数の求め方は?
通過質量百分率とは?1分でわかる意味と計算、加積残留率との関係は?
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