この記事の要点
間隙比の求め方は主に2通りあります。①乾燥密度を用いる方法「e=ρs/ρd-1」、②湿潤密度を用いる方法「e=ρs(1+ω/100)/ρt-1」です。
間隙比eは土粒子の体積に対する間隙(空気+水)の体積の比です。eが大きいほど間隙が多く、ゆるい地盤を意味します。
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間隙比eの求め方は「e=ρs/ρd-1」または「e=ρs(1+ω/100)/ρt-1」です。
間隙比とは、土の土粒子部分の体積に対する土の間隙の体積の比率です。
よって「間隙比e=土の間隙の体積÷土の土粒子部分の体積=Vv/Vs」で算定できます。
e= Vv/Vsを変形すると前述した式が得られます。今回は、間隙比の求め方と意味、公式、間隙率との関係、乾燥密度、含水比との関係について説明します。
間隙比の意味、間隙率の求め方は下記が参考になります。
間隙率の求め方は?1分でわかる意味、間隙比eとの関係、間隙比eの求め方は?
間隙比eの求め方と公式を下記に示します。ρsは土粒子の密度、ρdは土の乾燥密度、ωは含水比、ρtは土の湿潤密度です。
・e=ρs/ρd-1
・e=ρs(1+ω/100)/ρt-1
さて、間隙比eとは「土の土粒子部分の体積に対する、土の間隙の体積の比率」です。土の間隙とは空気と水を意味します。よって、間隙比eは
・e=Vv/Vs
です。Vvは土の間隙の体積、Vsは土の土粒子の体積です。上式を変形して、前述の公式を導きましょう。土は空気、水、土粒子から構成されますので、土全体の体積V=Vv+Vsです。つまり「V=Vv+Vs ⇒ Vv=V-Vs」より
・e=Vv/Vs=(V-Vs)/Vs=V/Vs-1
です。さらに、体積=質量÷密度なので「Vs=ms/ρs」であり、msは土粒子の質量、ρsは土粒子の密度です。よって
・e=Vv/Vs=(V-Vs)/Vs=V/Vs-1=V/(ms/ρs)-1=Vρs/ms-1
です。また、土の土粒子の質量ms÷土の体積Vは「乾燥密度ρd」と定義されるので
・e=Vv/Vs=(V-Vs)/Vs=V/Vs-1=V/(ms/ρs)-1=Vρs/ms-1=ρs/ρd-1
が得られます。なお、土質試験では、土の体積V、質量m、含水比ω、土粒子の密度ρsを測定します。
その他の諸量(間隙比、間隙率)などは、計算により算定できます。土粒子の密度、間隙比の詳細は下記も参考になります。
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間隙比eと間隙率nの関係式を下記に示します。
・n={e/(e +1)}×100
・e=n/(100-n)×100
上式の導き方、間隙率の求め方は下記が参考になります。
間隙率の求め方は?1分でわかる意味、間隙比eとの関係、間隙比eの求め方は?
間隙比と乾燥密度、含水比の関係式を下記に示します。
・e=ρs(1+ω/100)/ρt-1
上式は「e=ρs/ρd-1」のρdに「ρd=ρs/(1+ω/100)」を代入して求めます。
ωは土の含水比、ρtは土の湿潤密度です。乾燥密度、湿潤密度、含水比の詳細は下記が参考になります。
乾燥密度とは?1分でわかる意味、求め方と公式、読み方、土粒子の密度
混同しやすい用語
間隙比(e)と間隙率(n)は計算式が異なります。e=Vv/Vs(間隙体積/土粒子体積)、n=Vv/V×100(間隙体積/土全体体積)です。
乾燥密度ρdと湿潤密度ρtを混同しないよう注意が必要です。乾燥密度は水を含まない土の密度、湿潤密度は自然状態の密度です。
間隙比の求め方を整理した表を示します。
| 項目 | 公式 | 記号の意味 |
|---|---|---|
| 間隙比e(基本式) | e=ρs/ρd-1 | ρs:土粒子の密度、ρd:乾燥密度 |
| 間隙比e(含水比使用) | e=ρs(1+ω/100)/ρt-1 | ω:含水比、ρt:湿潤密度 |
| 間隙率n(間隙比から) | n=e/(e+1)×100 | 単位は% |
今回は、間隙比の求め方について説明しました。間隙比eの求め方(公式)は「e=ρs/ρd-1」または「e=ρs(1+ω/100)/ρt-1」です。
ρsは土粒子の密度、ρdは土の乾燥密度です。間隙比、間隙率の求め方、土粒子の密度の詳細など下記も勉強しましょう。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では「e=ρs/ρd-1」を使った間隙比の計算問題が頻出です。ρsとρdの値を代入して解けるように練習しましょう。
間隙比eから間隙率nを求める変換「n=e/(1+e)×100」も覚えておくと便利です。