この記事の要点
関東地方では「関東ローム」と呼ばれる赤褐色の土が分布しており、正式には「火山灰質粘性土」に分類されます。地盤調査報告書では「Kc(カントウ粘性土)」などの記号で表記されます。含水比が高く圧縮性は大きいですが、自然状態では安定しているのが特徴です。
このページでは火山灰質粘性土の定義・記号・関東ロームとの関係・地盤特性と液状化リスクを解説します。
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火山灰質粘性土とは、過去の火山活動による灰(火山灰)が起源の粘性土です。
代表的な火山灰質粘性土に「関東ローム」があります。なお、関東ロームは、地盤として比較的良好なので小規模建築物などの支持地盤になり得ます。
今回は、火山灰質粘性土の意味、記号、関東ロームとの違いについて説明します。土質の記号と分類の詳細は下記が参考になります。
火山灰質粘性土とは、過去の火山活動による灰(火山灰)が起源の粘性土です。
代表的な火山灰質粘性土に後述する「関東ローム」があります。また、地盤材料の工学的分類によれば、火山灰質粘性土は下記のように分類されます。
・火山灰質粘性土(低液性限界)
・火山灰質粘性土(Ⅰ型)
・火山灰質粘性土(Ⅱ型)
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火山灰質粘性土、関係する土質の記号を下記に示します。
・火山灰質粘性土 ⇒ [V]
・火山灰質粘性土(低液性限界) ⇒ (VL)
・火山灰質粘性土(Ⅰ型) ⇒ (VH1)
・火山灰質粘性土(Ⅱ型) ⇒ (VH2)
土質の記号の詳細は下記をご覧ください。
火山灰質粘性土は、関東ロームや九州灰土等の火山灰起源の粘性土の総称です。
関東は富士山、箱根山等の過去(更新世)に火山活動が活発であった火山が多く、これらの火山灰が堆積してできた地盤を「関東ローム」といいます。
関東ロームは「粘性土」と同様の特徴をもち、一見、ボーリング調査などのN値は低い(N=2~5)のですが、
地耐力(長期許容地耐力)を算定すると50kN/㎡以上とれることも多く、小規模建築物の支持地盤になり得ます。
また、粘性土のため、一般に液状化の起きにくい地盤です。
混同しやすい用語
火山灰質粘性土を整理した表を示します。
| 項目 | 記号 | 特徴 |
|---|---|---|
| 火山灰質粘性土(低液性限界) | VL | 液性限界が低い火山灰起源の粘性土 |
| 火山灰質粘性土(Ⅰ型) | VH1 | 液性限界が高い火山灰起源の粘性土 |
| 火山灰質粘性土(Ⅱ型) | VH2 | Ⅰ型より液性限界がさらに高い |
今回は、火山灰質粘性土について説明しました。
火山灰質粘性土とは、過去の火山活動による灰(火山灰)を起源とする粘性土です。
代表的な火山灰質粘性土に、関東ロームや九州灰があります。土質の記号と分類など下記も勉強しましょう。
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