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杭の支持力係数とは、打ち込み杭、埋め込み杭、場所打ち杭、その他杭工法により異なる、支持力に関係する値です。
支持力係数が大きいほど、杭の支持力も大きいです。今回は杭の支持力係数の意味、支持力計算、打撃杭、埋め込み杭との関係について説明します。
杭の支持力の計算方法、打ち込み杭、場所打ち杭の意味は下記が参考になります。
極限支持力とは?1分でわかる意味、許容支持力との違い、求め方、安全率
打込み杭とは?1分でわかる意味、特徴、支持力、埋め込み杭との違い
場所打ち杭とは?1分でわかる意味、コンクリート強度、鉄筋かご、杭径
杭の支持力係数とは、打ち込み杭、埋め込み杭、場所打ち杭、杭メーカーの工法により異なる値です。
建築基準法では、下記の値が指定されています。なお、支持力係数の記号は「α(あるふぁ)」です。
※杭の種類は下記をご覧ください。
打ち込み杭 α=300
埋め込み杭 α=200
場所打ち杭 α=150
杭の種類はどのくらい?設計者が教える杭の種類と各杭の特徴、施工方法
杭の先端支持力(極限支持力)は下式で計算します。
Ru=αNAp
NはN値、Apは杭の有効断面積です。上式より、杭の支持力係数が大きいほど、支持力も大きいです。
現在、最も使用されている杭は、埋め込み杭です。支持力の計算式に、埋め込み杭の支持力係数を代入すると、
Ru=200NAp
です。上式を暗記すると、概算での杭本数や杭径の見当がつきます(長期の検討は、上式の値を1/3、短期は2/3しましょう)。
杭の支持力計算は、下記も参考になります。
極限支持力とは?1分でわかる意味、許容支持力との違い、求め方、安全率
杭工法は、各メーカーが色々な方法を提案しています。
メーカー独自の実験や研究により、大臣認定を取得した杭は、埋め込み杭でも支持力係数200を超えるものが多いです。
JscaのHPに、大臣認定を取得した杭工法の一覧があります。支持力係数が200を超える杭も多いので、一度確認すると良いでしょう。
http://www.jsca.or.jp/vol5/25tec_info/20110713/Table2011.php
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前述した、杭の支持力係数をみると打撃杭で300、埋め込み杭で200でした。
同じ杭径でも、打撃杭の方が1.5倍も支持力が大きいです。ただ、打撃杭は杭を打設するときの音が響き、騒音・振動の問題があります。
近隣に影響が無ければ使用できますが、現在はほとんど使いません。打撃杭の詳細は、下記が参考になります。
打込み杭とは?1分でわかる意味、特徴、支持力、埋め込み杭との違い
今回は杭の支持力係数について説明しました。
支持力係数は、杭の工法ごとに異なる支持力に影響する値です。支持力係数が大きいほど、支持力も大きくなります。
各工法のα、杭メーカーのαを確認すると良いですね。支持力の計算式も併せて勉強してくださいね。
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