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ゲルバー梁のモーメント図の描き方は、普通の静定梁のモーメント図の描き方と同じです。1つ覚えておくと便利な点は、ゲルバー梁の「ヒンジ部分では曲げモーメントはゼロ(0)になる」ことです。これはピン支点でモーメントがゼロになることと同じ理由で、ヒンジは「ピン接合された部分」であり、回転は自由に生じる代わりにモーメントは作用しません(※ただし、梁の中間にある支点には曲げモーメントが生じます)。
下図のように、ゲルバー梁のヒンジ部分では必ず曲げモーメントはゼロになります。
実際に上図のゲルバー梁の曲げモーメントを算定して、曲げモーメント図を描きます。静定梁の曲げモーメント図を描くときと同じで、曲げモーメントを算定する前に「まずは反力」を求めます。
ゲルバー梁の反力を求める場合、ゲルバー梁を下図のように分解して計算します。
ゲルバー梁の反力の計算の詳細は下記をご覧ください。
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上図の例題のゲルバー梁の反力は下図となります。
実際にヒンジで曲げモーメントが本当にゼロになるか計算で確認します。
次に真ん中の支点に生じる曲げモーメントを算定します。
です。負の値なので、曲げモーメントは梁の上側に図を描きます。次に、集中荷重の作用位置における曲げモーメントを求めます。
曲げモーメントの値が正の場合、梁の下側に図を描きます。以上より、ゲルバー梁の曲げモーメント図を描くと下図となります。
今回はゲルバー梁の曲げモーメント図の描き方について説明しました。ゲルバー梁のモーメント図の描き方は、普通の静定梁のモーメント図の描き方と同じです。1つ覚えておくと便利な点は、ゲルバー梁の「ヒンジ部分では曲げモーメントはゼロ(0)になる」ことです。ゲルバー梁の意味など下記も勉強しましょう。
ゲルバー梁とは?1分でわかる意味、解き方、利点と単純梁との違い、応力、静定構造物との関係
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