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鉄骨と鉄筋の違い、重量鉄骨と軽量鉄骨はどちらがおすすめ?

新天地で物件探しをしていたら、「鉄骨」や「鉄筋」という文字を見ませんでしたか?ネット上でも、鉄筋造という言葉もあります。


では、鉄骨と鉄筋にはどんな違いがあるのでしょうか。


特に気になるのは、「音の問題」ですよね。前のアパートが木造でうるさかった記憶がある人なら特に。


では、木造じゃなくて鉄骨造あるいは鉄筋造にすれば音の問題は解決されるのか、考えます。また、鉄骨造には軽量鉄骨と重量鉄骨があります。この違いが何か、住環境はどう違うのかか考えます。


鉄骨と鉄筋の違い

ここでは鉄骨と鉄筋の違いについて説明します。


鉄骨とは

実は「鉄骨」という呼び方は、建築業界の古くからの慣習です。元々は、建物を構成する部材が、まるで人間の骨格をなし、その骨が鉄で出てきていることから、「鉄の骨」すなわち鉄骨と名付けられたとの説があります。


実際に使われている材料は「鋼(steel)」なので「鉄(iron)」とは厳密には違います。


という豆知識は置いといて。鉄骨は、鉄に炭素などを含有させ、強度と粘り強さを持たせた材料(すなわち鋼)です。


いわゆる「軽くて強い」という触れ込みで、現代建築を象徴する材料です。柱や梁に使います。


鉄筋とは

一方、鉄筋も材料は同じに近い鋼です(厳密には違います)。鉄骨と鉄筋で、何が違うのか。それは形状です。


鉄骨は、H型やI形、四角形のように、柱や梁で使うため大きな断面をしています。一方鉄筋は、1、2cmの鋼の棒を言います。


「筋」の意味を調べると、筋肉の繊維や肉のすじという意味があります。


どうも建築業界は、部材を人間の体に表現する性質みたいです。しかし分かりやすい。



以上のように、鉄骨と鉄筋は断面の大きさで使い分けているんです。

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鉄骨造と鉄筋造のどちらがおすすめか?

実はこの話題、比較しようが無いのです。というのも、「鉄骨造」という言葉はあっても、「鉄筋造」という言葉は無いから。前述したように、鉄筋は筋肉の筋のように細い材料だから、柱や梁に為らないためです。


もしネットや不動産屋さんで、「鉄筋造」と書いてあったら、「ソレ違いますよ!」と言ってやってください。


軽量鉄骨造と重量鉄骨造は、どちらが住環境としておすすめか?

一言で、鉄骨造と言っても実は2種類ある。1つは軽量鉄骨造、2つめは重量鉄骨造。ここでは、その違いと住環境として、どちらがおすすめか説明します。


軽量鉄骨造の場合

まず軽量鉄骨とは何か。簡単に言えば、薄い板で構成された鉄骨ということ。薄いので、大きな力に耐えられないし、脆い。


しかし安いので、某メーカーでは軽量鉄骨造のアパートを大量に売り出しています。構造屋として言わせてもらうと、やっぱり不安だし、住むには気が引ける。


もし借りようとするアパートの構造に「軽量鉄骨造」と書いてあれば、「アッ!」と思って「ウッ!」と、その物件から手を引くのが賢明です。


もちろん、住環境もあまり宜しく無い。ガッツリ外の音が聞こえてくるでしょう。個人的には、木造アパートと軽量鉄骨造は大差ない感じ。


重量鉄骨造の場合

重量鉄骨は、厚い板で構成された部材のこと。軽量鉄骨に比べると、大きな力に耐えられるし地震時の安全性が高い、と言えます。


では住環境はどうか。


もちろん軽量鉄骨造より幾分かマシです。ただ、重量鉄骨造が全て音の問題をクリアしているか、と言うとそうでもない。吸音材や断熱材のグレードが低ければ、その分遮音性は低いからです。


この点、RC造であれば「壁厚」が同じなら、遮音性はどんな建物も同じ。住環境のグレードはRC造に軍配が上がるでしょう。


まとめ

今回は、鉄骨と鉄筋の違い。軽量鉄骨造と重量鉄骨造の違いについて説明しました。鉄筋造は無いこと、軽量鉄骨造は避けるベシと覚えてもらえれば、今回の記事はOK(おいっ)


アパートを借りるとき参考になれば幸いです。

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