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圧壊とは、部材などが圧縮力で壊れることです。建築の構造では、「圧縮破壊」のことを略して「圧壊」といいます。今回は圧壊の意味、読み方、地盤とコンクリートの圧壊について説明します。
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圧壊とは、地盤やコンクリートが圧縮力により壊れることです。圧縮破壊の略が、圧壊ともいえます。また「支圧破壊」ともいいます。支圧力は圧縮力だと考えてください。※構造部材には、引張力による破断、圧縮力による圧壊、せん断力によるせん断破壊があります。破断については下記の記事が参考になります。
部材の圧壊は、なるべく防ぐ破壊形式です。圧壊が起きると、軸力を負担できません。特に柱本数が少ない構造物では、1つの柱が圧壊を起こすとほかの柱の軸力が増大します。軸力に対する余裕のない構造物では、連鎖的に軸力を負担できず崩壊する可能性もあります。
圧壊は、「あっかい」と読みます。構造設計の実務では、ごく一般的に使う用語なので覚えておきましょう。
基礎は地盤の上に建っており、建築物の全重量を支えています。下図をみてください。基礎は上部構造の重量を負担し、その重量は地盤へ流れます。
地盤には、基礎から受ける圧縮力が作用しています。この圧縮力と地盤の耐力を比較して、地盤の耐力が上回っていることが必要です。
地盤の耐力を「地耐力」といいます。また基礎による圧力を接地圧といいます。地耐力および接地圧については下記の記事が参考になります。
一方、地耐力より接地圧が大きくなる過ぎると圧壊が起きます。
また柱脚は、柱からベースプレート、ベースプレートから柱型へ力が伝達されます。ベースプレートは柱の軸力を「分散して伝える」目的があります。軸力が大きい場合には、それに応じてベースプレートも大きくし、圧縮応力を分散して圧壊を防ぎます。
軸力に対してベースプレートが小さいと、圧縮応力が大きくなり圧壊が起きやすいです。※柱脚については下記の記事が参考になります。
今回は圧壊について説明しました。圧壊の意味が理解頂けたと思います。圧壊がどのような破壊形式か理解しましょう。また、圧壊のほかに、破断やせん断破壊などの破壊形式も覚えておきましょうね。
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