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通分とは?1分でわかる意味、足し算と引き算の問題、最小公倍数との関係

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通分(つうぶん)とは、複数の分数の分母を揃えることです。例えば1/2と1/3の分母を揃えることを通分といいます。分母を揃えるためには、2つの分母で共通する倍数を見つけ、その倍数になるよう分母と分子にある数をかけます。通分することで、複数の分数を1つに整理できます。なお、1/2と1/3を通分すると3/6、2/6です。

今回は通分の意味、足し算と引き算の問題、最小公倍数との関係について説明します。最小公倍数の意味は下記が参考になります。

最小公倍数とは?1分でわかる意味、求め方と計算、最大公約数との違い

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通分とは?

通分(つうぶん)とは、複数の分数の分母を揃えることです。例えば、下記の2つの分数を通分します。


通分


上記の分数の分母を揃えます。分母を揃えるためには、分母だけでなく分子にも同じ数をかけます。さて、分母を揃える方法は簡単です。片方の分母を、自身の分母と分子にかけます。よって、


通分2


が通分した結果です。1/2を通分するときは、相手の分母(1/3の分母)を、1/2の分母と分子にかけます。一方、1/3を通分するときは、1/2の分母を1/3の分母と分子にかけましょう。


また、通分して分母が揃ったので足し算や引き算が簡単にできます。例えば1/2と1/3の足し算は、


通分3


です。上記のように、通分すると複数の分数が1つに整理できて、分かりやすくなります。分数の計算は下記が参考になります。

分数とは?1分でわかる意味、分母、分子、約分、掛け算と割り算の解き方

分数の足し算は?3分でわかる計算、問題、分母が同じ場合、通分の計算

通分と足し算、引き算の問題

分数の足し算、引き算を行うには、分数の通分が必要です。下記の問題を解いてください。


通分4


答えを下記に示します。


通分5


2問目は分母の最小公倍数を見つけ、その数になるよう分母と分子に掛け算を行います。通分と最小公倍数の関係は後述しました。分数の足し算は下記もご覧ください。

通分と足し算の関係は?1分でわかる意味、分数の足し算の問題と計算

分数の足し算は?3分でわかる計算、問題、分母が同じ場合、通分の計算

通分と最小公倍数の関係

通分は複数の分数の分母を揃えることです。2つの分数を揃える時、2つの分母の最小公倍数を求めて通分できます。


通分6


分母を揃える時、4と6の最小公倍数を求めます。4と6の最小公倍数は12です。分母4⇒12とするには、分母と分子に3をかけます。6⇒12にするには、分母と分子に2をかけますね。よって、


通分7


のように、通分できます。最小公倍数の求め方は、下記が参考になります。

最小公倍数とは?1分でわかる意味、求め方と計算、最大公約数との違い

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まとめ

今回は通分について説明しました。意味が理解頂けたと思います。通分は、複数の分数の分母を揃えることです。2つの分数を通分するとき、片方の分数の分母を、自身の分母と分子にかけます。分数の計算、最小公倍数の意味も理解しましょう。下記が参考になります。

約分と通分の違いは?1分でわかる意味、計算のコツ

3つの分数の通分は?1分でわかる計算方法、3つの分数の掛け算、例題

通分と足し算の関係は?1分でわかる意味、分数の足し算の問題と計算

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