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3つの分数の通分は「3つの分数の分母が等しくなるような数」を、各分数の分子と分母に掛け算します。考え方は「2つの分数の通分」と同じです。例として「1/2+1/3+1/4」を通分して和を求めましょう。3つの分母に共通する倍数を見つければよいです。例えば「2×3×4=24」は共通する倍数の1つです。分母が24になるように各分数の分子と分母に掛け算すると「1/2+1/3+1/4=12/24+8/24+6/24=(12+8+6)/24=26/24=13/12」です。
今回は、3つの分数の通分の計算方法、3つの分数の掛け算、例題について説明します。通分、最小公倍数の詳細は下記が参考になります。
通分とは?1分でわかる意味、足し算と引き算の問題、最小公倍数との関係
最小公倍数とは?1分でわかる意味、求め方と計算、最大公約数との違い
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3つの分数の通分は「3つの分数の分母が等しくなるような数」を、各分数の分子と分母に掛け算します。考え方は「2つの分数の通分」と同じです。ただし、異なる分数が3つになるので、計算が面倒になります。※通分の考え方は下記をご覧ください。
通分とは?1分でわかる意味、足し算と引き算の問題、最小公倍数との関係
例題として下記の3つの分数を通分し和を求めてください。
3つの分数の分母を等しくするためには、3つの分母に共通する倍数を見つければよいです。共通する倍数は「できるだけ小さい値」を見つけた方が計算は簡単です。これを「最小公倍数」ともいいます。
ちなみに、共通する倍数を簡単に見つける方法は「3つの分母の掛け算」です。例えば「1/2+1/3+1/4」の分母を等しくするなら「2×3×4=24」を分母にすればよいのです。
よって「1/2+1/3+1/8」の場合、分母は「2×3×8=48」、「1/4+1/3+1/10」では「4×3×10=120」です。よって、
です。通分と足し算、最小公倍数の求め方は下記が参考になります。
通分と足し算の関係は?1分でわかる意味、分数の足し算の問題と計算
最小公倍数とは?1分でわかる意味、求め方と計算、最大公約数との違い
分数の掛け算は「分数の足し算」より考え方は簡単です。分数の掛け算では「分子同士、分母同士で掛け算」すればよいです。例として、下記の3つの分数の掛け算を計算します。
答えは下記の通りです。また、単に掛け算するだけでなく「約分」をして、できるだけ簡単な形で表しましょう。
分数の掛け算、約分の詳細は下記が参考になります。
整数×分数のやり方は?1分でわかる計算、割り算の仕方、問題の解き方
約分とは?1分でわかる意味、やり方、問題、約数、素因数分解との関係
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今回は、3つの分数の通分について説明しました。3つの分数の通分は「3つの分母が等しくなるような数を、各分数の分子と分母に掛け算」します。考え方は2つの分数の通分と同じです。ただし計算が面倒になるのでケアレスミスに注意しましょう。通分の詳細など下記も参考になります。
通分とは?1分でわかる意味、足し算と引き算の問題、最小公倍数との関係
分数の足し算は?3分でわかる計算、問題、分母が同じ場合、通分の計算
最小公倍数とは?1分でわかる意味、求め方と計算、最大公約数との違い
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