この記事の要点
AE剤はコンクリート中に空気泡を混入する混和剤で、主成分の界面活性剤がコンクリートのワーカビリティ(作業性)を向上させます。
空気泡の混入により圧縮強度は低下しますが、練り混ぜ水を減らすことで強度を補うことができ、空気量が過大にならないよう添加量の管理が重要です。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
AE剤とは、コンクリート中に空気泡を混入する混和剤です。空気泡がコンクリート中に入ることで、コンクリートが練り混ぜやすく作業性が良くなります。
AE剤の主な成分は界面活性剤です。界面活性剤はシャンプーに使う成分の1つです。シャンプーは指通りがよく、ツルツル滑りますよね。
界面活性剤には表面を滑りやすくする効果があります。AE剤も、コンクリートに同様の効果を与えます。
今回はAE剤の意味、効果、添加量、減水剤との関係について説明します。高性能AE減水剤、混和剤など下記が参考になります。
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
AE剤とは、コンクリート中に空気泡を混入する混和剤です。
空気泡がコンクリート中に入ることで、コンクリートの練り混ぜや打ち込みの作業性が良くなります(ワーカビリティが良くなる)。ワーカビリティの詳細は下記が参考になります。
ワーカビリティとは?1分でわかる意味、スランプ、AE減水剤との関係
AE剤の主要成分は界面活性剤です。
界面活性剤はシャンプーなどに入っている成分で、表面を滑りやすくする効果があります。シャンプーを手で触るとツルツルして滑りますよね。
またAE剤は、コンクリートのワーカビリティが向上するため、練り混ぜ水を減らすことができます。
AE剤は空気泡を混入するのでコンクリートの圧縮強度は低下しますが、水を減らす分コンクリートの圧縮強度を高めることが可能です。
AE剤の性能を下表に示します。
AE剤の効果を下記に示します。
コンクリートのワーカビリティが向上する
凍結融解作用に対する抵抗性が改善
空気泡により圧縮強度が低減するが、水量を減らして圧縮強度を高めることも可能
AE剤の添加量は、各メーカーの製品を確認しましょう。例えば、あるメーカーのAE剤では標準使用量が「セメント質量に対して1.0wt%」としています。
セメント量に対してAE剤を多くすると、空気量が増加しワーカビリティが改善されます。空気量が過大になるとコンクリート強度が低下するので注意が必要です。
また空気量が改善する分、水量を減らすことも忘れないでくださいね。
混和剤には、AE剤の他に減水剤もあります。減水剤は、セメント粒子の分散作用によりワーカビリティ改善、スランプや強度を得るために使用されます。
AE剤とは違い、主要成分に界面活性剤は使いません。なおAE剤と減水剤を組み合わせた混和剤をAE減水剤といいます。詳細は下記をご覧ください。
混同しやすい用語
減水剤
セメント粒子の分散作用によりワーカビリティを改善し、水量を減らして強度を高める混和剤です。
AE剤が空気泡の混入でワーカビリティを改善するのに対して、減水剤は主成分に界面活性剤を使わず、分散作用で水を減らす点が異なります。
AE減水剤
AE剤と減水剤の両方の効果を持つ混和剤です。
空気泡の混入とセメント粒子の分散を同時に行えるため、AE剤・減水剤それぞれを単独で使うより少量で効果が得られることがあります。
今回はAE剤について説明しました。AE剤は、コンクリート中に空気泡を混入する混和剤です。
空気泡が入ることでコンクリートの練り混ぜ、打ち込み作業が行いやすくなります。コンクリートのワーカビリティが改善する、といいます。
AE剤と似た用語に減水剤、AE減水剤もあります。下記をご覧ください。
ワーカビリティとは?1分でわかる意味、スランプ、AE減水剤との関係
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
AE剤、減水剤、AE減水剤は名称が似ているため混乱しやすいですが、「何によってワーカビリティを改善するか」の違いを整理すると区別しやすいです。
AE剤を加えると空気量が増えてワーカビリティが向上しますが、空気量が過大になると圧縮強度が低下するため、添加量の管理が試験でも問われるポイントです。
水量を減らすことで強度低下を補えるという関係も、AE剤の効果を理解するうえで重要です。