【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)
コンクリートのスランプ値は、硬化前のコンクリートの軟らかさを表します。スランプ値が大きいほど軟らかいコンクリートです(硬化前の状態)。
軟らかいコンクリートほど施工しやすいです。ただし、スランプ値は施工性だけでなくコンクリートの品質も左右します。
よってコンクリートが軟らかくなり過ぎないよう「スランプ値の最大値」が規定されます。調合管理強度が33N/m㎡以上で21cm以下、33未満で18cm以下とします。
今回は、コンクリートのスランプ値の意味と規定、18cmとの関係について説明します。スランプ試験、スランプフロー、調合管理強度など下記が参考になります。
スランプ試験ってなに?スランプコーンとスランプ値、Fcとの関係
スランプフローとは?1分でわかる意味、スランプとの違い、測定方法、許容値
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
コンクリートのスランプ値とは、下図に示す値です。
スランプ値は硬化前のコンクリートの軟らかさを表します。上図のように、スランプ値が大きいほど「コンクリートが軟らかいこと」を意味します。
硬化前コンクリートは、粘性のある液状です。これを型枠に打設して硬化を待ちます。よってスランプ値の大きい方が「施工性は良い」です。
ただし、スランプ値は施工性だけでなく「コンクリートの品質を左右する」ことが知られています。
スランプ値は大きいほど、コンクリートの品質に悪影響があります。例えば、水密性の低下、耐久性の低下、乾燥収縮の増大の恐れがあります。
よってスランプ値には「最大値」が規定されています。要するに、小さすぎても大きすぎても問題があるのです。
スランプ値の試験方法、意味など下記も参考になります。
スランプ試験ってなに?スランプコーンとスランプ値、Fcとの関係
似た用語にスランプフローもあります。下記もご覧ください。
スランプフローとは?1分でわかる意味、スランプとの違い、測定方法、許容値
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
コンクリートのスランプ値の規定を下記に示します。スランプ値は調合管理強度に応じて変わります。下記に示しました。
調合管理強度33N/m㎡以上 ⇒ 21cm以下
調合管理強度33N/m㎡未満 ⇒ 18cm以下
またスランプ値の許容差は、下記が規定されています。
スランプ21cm以下 ⇒ ±1.5cm
スランプ8~18cm以下 ⇒ ±2.5cm
なお呼び強度27以上で高性能AE減水剤を用いる場合は、許容差±2cmとすることも可能です。
今回はコンクリートのスランプ値について説明しました。コンクリートのスランプは、硬化前コンクリートの軟らかさを表します。
またスランプ値は、硬化後のコンクリートの品質を左右します。軟らかすぎると悪影響が大きいため、スランプ値には最大値が規定されます。
スランプ試験ってなに?スランプコーンとスランプ値、Fcとの関係
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
スランプフローとは?1分でわかる意味、スランプとの違い、測定方法、許容値
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)
有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート