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富配合とは、砂に対してセメントの容積比が大きいモルタルのことです。似た用語で貧配合があります。
今回は、富配合の意味、読み方、貧配合との違い、杭との関係について説明します。また富配合と下塗りの関係を説明します。
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富配合は、砂に対してセメントの容積比を大きくしたモルタルのことです。セメントを多く入れた分、強度が大きいです。一方で、ひび割れが発生しやすい配合です。
セメントは水と反応し熱を発生します。これを水和反応といいますが、セメントを多くいれると水和反応による熱(水和熱)が高くなります。
この熱収縮により、表面のひび割れが発生しやすくなるのです。
富配合の目的は下記です。
また前述したひび割れの発生を抑制するため、
します。
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富配合は「ふはいごう」と読みます。貧配合は「ひんはいごう」です。
貧配合とは、砂に対してセメントの容積比を小さくしたモルタルです。富配合に比べてひび割れが発生しにくいメリットがあります。これは、セメント量を少なくしたことで水和熱が減ったからですね。
貧配合とする目的は下記です。
また、仕上がりの精度を上げるため
します。
前述した富配合と貧配合の違いを下記に示します。
モルタルを富配合にするときは、下記の2つです。
コンクリートを圧送するに先立ち、富配合モルタルを圧送して配管内の潤滑性を高めます。これにより、コンクリートの品質変化を防止します。
また富配合は強度が高いため、外壁の下塗りとして用います。
埋込杭の場合、杭を建て込む前にプレボーリングします。このとき、孔内が崩れないよう貧配合のモルタル(セメントミルク)を孔周面に吹き付けます。
これをセメントミルク工法といいます。詳細は下記が参考になります。
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今回は、富配合の意味について説明しました。富配合とは、砂に対してセメントの容積比が大きいモルタルのことです。
富配合と貧配合は、セメント量がどう変わるのか理解しましょう。どういった場面で利用されるのか覚えておきましょうね。
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