この記事の要点
スランプフローとは、高流動コンクリートや高強度コンクリートの流動性を評価する指標で、スランプコーンを引き上げた後にコンクリートが広がった直径を測定する。
スランプフローはスランプより流動性の高いコンクリートに適用され、2方向の直径の平均値で表し、許容差は規定値に対して±50mm以内が一般的である。
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スランプフローとは、高流動コンクリートや高強度コンクリートの流動性を表す指標です。
通常のコンクリートは、スランプ値で流動性を測定しますが、高流動コンクリートなどは、スランプの計測が難しいため、スランプフローを計測します。
今回は、スランプフローの意味、スランプとの違い、測定方法、許容値について説明します。※スランプの意味、測定方法は、下記が参考になります。
スランプ試験ってなに?スランプコーンとスランプ値、Fcとの関係
スランプフローとは、コンクリートの流動性を表す指標です。高流動コンクリートや、高強度コンクリートで用います。
スランプフローは、スランプ試験時に、円形に広がったコンクリートの直径です。下図をみてください。これが、スランプフローです。
高流動コンクリートは、流動性が高いため、スランプの計測が難しいです。よって、スランプフローを測定します。
※高流動コンクリート、高強度コンクリートは下記が参考になります。
高強度コンクリートとは?1分でわかる意味、呼び強度、jis、水セメント比
スランプフローは、スランプ値と同様に、「大きすぎても、小さすぎても駄目」な値です。
流動性(ワーカビリティ)と同様に、コンクリートの品質に注意しましょうね。下記の記事も参考になります。
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スランプフローとスランプの違いを下記に整理しました。
スランプフロー ⇒ スランプコーンを抜いたとき、円形に広がったコンクリートの直径</p>
スランプ ⇒ スランプコーンを抜いたとき、コーン頂部からコンクリート頂部までの距離
下図をみてください。これがスランプ値です。下記記事も参考になります。
コンクリートのスランプ値は?1分でわかる意味と規定、スランプ値、18cm
スランプフローは、スランプコーンを抜いたときの、コンクリートの直径です。直径を計測すればよいです。
試験自体は、通常のスランプ試験と同様です。スランプ試験は、下記の記事が参考になります。
スランプ試験ってなに?スランプコーンとスランプ値、Fcとの関係
スランプフローは、高流動コンクリートと高強度コンクリートに用いる指標です。各許容値を下記に整理しました。
高流動コンクリート ⇒ 55cm以上65cm以下
高強度コンクリート ⇒ 60cm以下(Fc45~Fc60)、50cm以下(Fc36~Fc45)
※高流動コンクリート、高強度コンクリートは下記が参考になります。
高強度コンクリートとは?1分でわかる意味、呼び強度、jis、水セメント比
今回はスランプフローについて説明しました。スランプフローは、スランプコーンを抜いたときの、コンクリートの直径です。
流動性が高いコンクリートは、スランプフローを測定します。スランプフローとスランプ値の違いを理解しましょう。下記の記事も併せて参考にしてください。
スランプ試験ってなに?スランプコーンとスランプ値、Fcとの関係
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では「スランプ」と「スランプフロー」の使い分け(適用するコンクリートの種類)と測定方法の違いを問う問題が出ます。
高流動コンクリートではスランプフローが500〜700mm程度となります。普通コンクリートのスランプ試験(沈み量測定)との根本的な違いを覚えましょう。
スランプフローの測定はコンクリートの品質管理において重要な試験の一つです。許容値を超えた場合は配合の見直しや材料確認が必要です。