この記事の要点
エコセメントとは、都市ごみを焼却した際に発生する灰を主原料としたセメントで、JISR5214に規定されています。
エコセメントは普通ポルトランドセメントと同等の品質を持ち、建築物の構造材料として使用できます。
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エコセメントとは、都市ごみを焼却した際に発生する灰を主原料としたセメントです。ゴミを再利用するので環境負荷の低減に役立つとされています。
エコセメントはJISR5214に規定されており、普通ポルトランドセメントと同様に、建築物の構造材料として使えます。
また、エコセメントの品質は普通セメントと概ね同等なので、同じような用途で使えます。
今回はエコセメントの意味、用途、jis、強度との関係について説明します。普通ポルトランドセメント、セメントの種類は下記が参考になります。
普通ポルトランドセメントとは?1分でわかる意味、記号、使い方、強度、規格
エコセメントとは、都市ごみを焼却したさいに発生する灰を主原料としたセメントです。ごみを再利用するので環境負荷の低減が期待されています。
エコセメントは2002年にJISR5214に規定された新しい材料です。※建築材料は基本的にJIS(日本工業規格)又はJASに規定される材料を使います。
エコセメントの耐久設計基準強度を下表に示します。
| 計画供用期間の級 | 耐久設計基準強度(N/mm2) |
| 短期 | 18 |
| 標準 | 24 |
またエコセメントの設計基準強度の適用範囲は18~36N/m㎡です。これは普通ポルトランドセメントの強度と同じです。普通ポルトランドセメント、セメントの種類は下記が参考になります。
普通ポルトランドセメントとは?1分でわかる意味、記号、使い方、強度、規格
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エコセメントは、普通ポルトランドセメントに類似する性能を持ちます。よって、一般の鉄筋コンクリート造の用途に適用可能です。
一方で、2002年にJISに認定された比較的新しい材料のため、建築物の施工実績が少ない実状もあります。
混同しやすい用語
フライアッシュセメント
石炭火力発電所の煤塵(フライアッシュ)を混合材として用いたセメントです。
エコセメントが都市ごみ焼却灰を主原料とするのに対して、フライアッシュセメントは石炭灰を混合材として使用し、ワーカビリティの改善が主な目的です。
高炉セメント
高炉スラグ微粉末をポルトランドセメントに混合したセメントで、長期強度が高く耐硫酸塩性に優れます。
エコセメントがごみ焼却灰の再利用を目的とするのに対して、高炉セメントは製鉄所の副産物(スラグ)を活用する混合セメントです。
今回はエコセメントについて説明しました。エコセメントは、都市ごみを焼却したさいに発生する灰を主原料としたセメントです。
普通セメントと類似の性能を持ち、同様の用途で鉄筋コンクリートに適用できます。ただし2002年にJIS登録された比較的新しい材料です。
普通ポルトランドセメントとは?1分でわかる意味、記号、使い方、強度、規格
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
エコセメントの試験問題では、主原料(都市ごみ焼却灰)・JIS規格・強度が普通セメントと同等かどうかが問われます。
「ごみを再利用→エコセメント」という環境的な位置づけと、普通セメントとの互換性を一緒に覚えましょう。
フライアッシュセメント・高炉セメントなど他の混合セメントとの違いを整理すると、種類の比較問題に対応できます。