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高炉セメントC種とは、高炉スラグを60%超70%以下混合したセメントです。
高炉セメントA種、B種と比べて、最も高炉スラグの分量が多いセメントです。
高炉セメントA種が普通ポルトランドセメントと同様の用途で使える一方で、高炉セメントC種は特別な用途に用いられます(※一般の構造部材に使うことは無い)。
また初期強度は小さいですが、28日強度になると普通セメントと概ね同等(やや低い)値になります。
今回は高炉セメントC種の意味、特徴と記号、デメリットについて説明します。高炉セメントA種、B種の特徴は下記が参考になります。
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高炉セメントとは?1分でわかる意味、B種の特徴、普通セメントとの違い
高炉セメントC種とは、高炉スラグを60%超70%以下混合したセメントです。
高炉セメントA種、B種と比べて、最も高炉スラグの分量が多いセメントです。
下記にC種、A種、B種の高炉スラグの分量を整理しました。
高炉セメントC種 ⇒ 高炉スラグ60%超70%以下
高炉セメントB種 ⇒ 高炉スラグ30%超60%以下
高炉セメントA種 ⇒ 高炉スラグ5%超30%以下
高炉セメントC種は、高炉スラグを多く含むため、A種やB種よりも混合材による特徴を持ちます。「耐海水性、化学抵抗性」に優れており、海水や土中コンクリート等の特殊な用途で用います。
なお、高炉セメントA種は普通ポルトランドセメントと同じように使います。高炉セメントA種、B種の詳細は下記をご覧ください。
高炉セメントA種とは?1分でわかる意味、特徴と使い分け、b種との違い、デメリット
高炉セメントb種とは?1分でわかる意味、記号、特徴、jisとの関係
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高炉セメントC種のデメリットとして「強度が低い」ことがあげられます。下表に高炉セメントC種の圧縮強度を示しました。
品質項目 | JIS R 5211 | ||
高炉セメントC種 | |||
比表面積(cm2/g) | ≧3300 | ||
凝結 | 始発(min) | ≧60 | |
終結(h) | ≦10 | ||
安定性 | パット法 | 良 | |
ルシャテリエ法(mm) | ≦10 | ||
圧縮強さ(N/mm2) | 1日 | ― | |
3日 | ≧7.5 | ||
7日 | ≧15.0 | ||
28日 | ≧40.0 | ||
91日 | ― |
特に初期強度は小さく、ゆっくり硬化するため(水和熱が小さい)7日強度は「中庸熱ポルトランドセメント」と同等です。
ただし、28日強度になると強度が向上し、普通ポルトランドセメントと同等になります。
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今回は高炉セメントC種について説明しました。高炉セメントC種とは高炉スラグを60超70%未満混ぜたセメントです。
A種、B種と比べて、より高炉スラグの特徴を持つため、特殊なコンクリートに利用されるでしょう。
高炉セメントA種、B種の詳細も勉強しましょうね。下記をご覧ください。
高炉セメントA種とは?1分でわかる意味、特徴と使い分け、b種との違い、デメリット
高炉セメントb種とは?1分でわかる意味、記号、特徴、jisとの関係
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