この記事の要点
割裂(かつれつ)とは、コンクリートの引張力によってひび割れが進展し部材が分割される破壊形式で、付着割裂破壊として現れます。
付着割裂破壊はかぶり厚さが薄い・鉄筋間隔が狭い場合に生じやすく、耐力の低下につながります。
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割裂の読み方は「かつれつ」です。割裂とは「割れて裂けること」を意味します。
関係用語として「付着割裂破壊(ふちゃくかつれつはかい)」や「付着(ふちゃく)」「付着強度(ふちゃくきょうど)」があります。
今回は割裂の読み方、割裂割裂破壊、割裂割裂破壊の読み方、意味について説明します。付着の詳細は下記が参考になります。
付着とは?1分でわかる意味、読み方、付着強度、定着との違い、建築との関係、付着割裂破壊
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割裂は「かつれつ」と読みます。割裂は「割れて裂けること」を意味します。関係用語の意味を下記に示します。
付着割裂破壊 ⇒ ふちゃくかつれつはかい
付着割裂強度 ⇒ ふちゃくかつれつきょうど
付着 ⇒ ふちゃく
付着割裂破壊とは、鉄筋に応力が作用する時、主筋に沿って周囲のコンクリートがひび割れ、
コンクリートが剥落することで「急激な耐力低下」を起こす破壊現象です。せん断破壊と同様に「脆性破壊」の1つなので、必ず避ける必要があります。
太径の鉄筋では、より大きな応力が作用するため、付着割裂破壊に注意が必要です。「付着割裂破壊」という用語の通り、付着強度が大きく関係します。
付着強度は、コンクリートの設計基準強度Fc、かぶり厚さなどが関係します。
付着割裂破壊の詳細は鉄筋コンクリート造構造計算規準に明記あります。下記をご覧ください。
付着の意味は下記が参考になります。
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混同しやすい用語
付着破壊(ふちゃくはかい)
鉄筋とコンクリートの界面が滑って付着が切れることで発生する破壊形式です。
割裂が引張力によってコンクリートが縦方向に分割される破壊形式であるのに対して、付着破壊は鉄筋表面とコンクリートの境界面で生じる滑り破壊を指します。
せん断破壊(せんだんはかい)
部材の斜め方向に走るせん断ひび割れが進展して起こる脆性的な破壊形式です。
割裂がかぶり厚さや鉄筋間隔の不足によって生じる引張割れであるのに対して、せん断破壊はせん断力が卓越する部位で斜め方向に生じる破壊です。
割裂を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 割裂の読み方 | かつれつ | 割れて裂けることを意味する |
| 付着割裂破壊 | 主筋沿いにコンクリートがひび割れ・剥落する脆性破壊 | かぶり厚さ・鉄筋間隔・Fc が影響 |
| 防止対策 | 十分なかぶり厚さの確保・適切な鉄筋間隔の維持 | せん断破壊と同様に脆性破壊のため要回避 |
今回は割裂の読み方について説明しました。割裂の読み方は「かつれつ」です。
割裂とは、割れて避けることです。また、付着割裂破壊(ふちゃくかつれつはかい)などの用語もあります。
読み方だけでなく、付着や付着割裂破壊の意味も勉強しましょう。下記の記事や書籍が参考になります。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では「割裂」の読み方(かつれつ)と、付着割裂破壊の発生条件(薄いかぶり・細かいピッチ)が問われます。
付着割裂強度は付着強度の計算で用いられ、かぶり厚さ・鉄筋間隔・コンクリート強度に依存します。
付着割裂破壊を防ぐためにかぶり厚さの確保が重要である点は、かぶり規定の理由付けとしても重要です。