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あき重ね継手とは、鉄筋同士が接触しない(鉄筋同士にあきを設ける)重ね継手の方法です。
鉄筋が接触しない継手のため一見「継手強度が不安」に思いますが、所定の規準を満足すれば普通の重ね継手と同等に扱えます。
今回は、あき重ね継手の意味、規準、間隔と寸法、配筋指針との関係について説明します。重ね継手、鉄筋のあきの意味は下記が参考になります。
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あき重ね継手とは、鉄筋同士が接触しない(鉄筋同士にあきを設ける)重ね継手の方法です。下図をみてください。これが、あき重ね継手です。
上図のように、あき重ね継手は鉄筋同士が接触しません。継手強度に不安を感じますが、後述する規準を満足すれば通常の重ね継手と同等に扱えます。
重ね継手、鉄筋のあきの意味は下記も参考になります。
鉄筋コンクリート造では、配筋の納まりによっては、継手を設けたいのに鉄筋同士が接触しないことがあります。このとき、あき重ね継手が有効です。
あき重ね継手の間隔と継手長さの寸法は下図とします。
継手長さ(寸法)=L1
あき間隔=0.2L1かつ150mm以下
上記の規準は、鉄筋コンクリート造構造計算規準・同解説、鉄筋コンクリート造配筋指針などに明記があります。詳細は下記をご覧ください。
なお、L1の長さは鉄筋径に比例します。さらに鉄筋の材質、コンクリートの設計基準強度Fcで変わります。L1の値は下記をご覧ください。
例題です。Fc24、SD345、D19のあき重ね継手の間隔と寸法を計算してください。フックは無しとします。
継手長さL1=40d=40×19=760mm以上
あき間隔=0.2L1(かつ150mm)=0.2×760=152mm以上
上記を満足するよう継手を設計します。重ね継手の意味、継手長さの詳細など下記が参考になります。
あき重ね継手の規準は下記の書籍に明記あります。
鉄筋コンクリート造の配筋の基本~応用まで書かれているので参考になります。
配筋指針よりも力学的な内容が多いです。上記の2冊はセットで持っておくと良いですね。
今回は、あき重ね継手について説明しました。あき重ね継手は、鉄筋同士が接触しない重ね継手です。
所定の規準を満足すれば、通常の重ね継手と同等に扱えます。鉄筋コンクリート造の書籍に規準が明記されているので、確認しましょうね。下記も参考になります。
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