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定着とは、鉄筋がコンクリート内から抜け出さないよう埋め込むことです。鉄筋の定着長さ(定着に必要な長さ)は規準があります。
今回は定着の意味、鉄筋、L2、建築、アンカーボルトとの関係について説明します。定着長さの意味は、下記も参考になります。
定着とは、鉄筋がコンクリート内から抜け出さないよう埋め込むことです。定着の方法には、
直線定着
フック付き定着
があります。直線定着、フック付き定着を下図に示します。
フックを付ける分、鉄筋は抜け出しにくいので、定着長さは短くて済みます。フックと定着の関係は、下記が参考になります。
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鉄筋の定着長さを下図に示します。
定着長さは、コンクリートの設計基準強度や鉄筋径、鉄筋の材質で決定します。設計基準強度の意味は、下記が参考になります。
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
設計基準強度が大きいほど、定着長さは短いです。材質が高強度になるほど、定着長さは長くなります。定着長さは、
40d(dは鉄筋径)
と表します。よって、鉄筋径が大きいほど、定着長さも長くなります。その他、定着長さには細かな規定があります。例えば、柱に対する梁鉄筋の定着長さは、
柱幅(柱せい)の0.75倍以上とする
などです。その他の規定は、鉄筋コンクリート造構造計算規準をご確認ください(下記リンク)。
鉄筋コンクリート造の建築物では、定着の性能が重要です。力に耐える鉄筋を配置しても、定着ができていなければ、全く意味が無いからです。
L2とは、下図に示す長さです。
直線定着とフック付き定着で、L2の考え方が違う点に注意しましょう。
アンカーボルトの定着も、鉄筋の定着と目的は似ています。地震などで、アンカーボルトがコンクリートから抜け出さないよう、必要な長さ埋め込みます。
アンカーボルトの定着長さを下図に示します。
詳細は、鋼構造接合部指針などをご確認ください。
※アンカーボルトは下記が参考になります。
アンカーボルトってなに?アンカーボルトの目的と規格、サイズ、種類
今回は定着について説明しました。定着は、鉄筋がコンクリート内から抜け出さないよう埋め込むことです。定着長さの規定は複雑です。
鉄筋の材質、鉄筋径、設計基準強度との関係を理解しましょう。定着と似た用語に、付着があります。下記も勉強しましょうね。
付着とは?1分でわかる意味、読み方、付着強度、定着との違い、建築
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