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フレア溶接とは、鉄筋同士を重ねて溶接する方法です。鉄筋と鋼板を重ねた溶接も、フレア溶接を行います。フレア溶接は、杭頭補強筋と鋼板の接合に用います。今回は、フレア溶接の意味、脚長、のど厚、フレア溶接の溶接記号について説明します。なお、脚長、のど厚の意味は下記の記事が参考になります。
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フレア溶接とは、鉄筋同士を重ねて溶接する方法です。下図をみてください。鉄筋を2本重ねて、その間を溶接しています。これがフレア溶接です。
また、鋼板と鉄筋を重ねた溶接も、フレア溶接です。鋼板と鉄筋の溶接は、「杭頭補強筋」の接合に用います。※杭頭補強筋の意味は、下記の記事が参考になります。
フレア溶接の脚長は、鉄筋や鋼板に生じる応力で決めます。鉄筋や鋼板の板厚から自動的に決まるものでは無いです。ただ、実用上、
小さい方の鉄筋径または鋼板厚の0.7倍程度
とします。12.7mmの鋼板と径25mmの鉄筋を溶接するとき、脚長(サイズ)は、
S=12.7×0.7=11.2⇒ 11.0mm
とします。※脚長の意味は、下記が参考になります。
薄い方の厚みを基準にする理由ですが、径25mmの鉄筋径を基準にサイズを決めると、25mmより薄い鋼板は、「25mmの鉄筋の全耐力を負担できない」からです。
これはフレア溶接に限らず、薄い板と厚い板を溶接した場合「薄い板を基準」にして、耐力などを算定します。
フレア溶接の、のど厚はサイズの0.7倍です。これは通常の溶接と同じ考え方ですね。のど厚の意味は下記の記事が参考になります。
フレア溶接の溶接長さは、
片面溶接 10d以上(dは鉄筋径)+2S(Sは溶接サイズ)
両面溶接 5d以上(dは鉄筋径)+2S(Sは溶接サイズ)
とします。特に理由が無い限り、両面溶接とすることが多いです。
フレア溶接の記号を下図に示します。鉄筋同士のフレア溶接はX型溶接、鉄筋と鋼板の溶接はK型溶接が一般的です。
今回はフレア溶接について説明しました。意味が理解頂けたと思います。フレア溶接は、鉄筋同士、鉄筋と鋼板を重ねて溶接する方法です。杭頭補強筋と鋼板との溶接で行います。フレア溶接の溶接長さ、脚長の考え方を覚えてください。また、溶接記号も覚えておきましょう。特にK型溶接はよく使います。下記の記事も併せて参考にしてください。
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