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スラブ筋の定着長さは?

この記事の要点

スラブ筋の定着長さは上端筋と下端筋で異なり、L2・L2h・Lb・L3などの定着長さの区分に応じて35dまたは40dなどが適用される

定着長さは鉄筋の径(d)とコンクリートの設計基準強度、鉄筋の種別によって決まり、計算結果を規定の最小値と比較して大きい方を採用する。

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スラブ筋の定着長さは、上端筋と下端筋で異なる基準が設定されています。


スラブ筋の上端筋は直線定着長さでL2フック付き定着長さでL2h、梁内折り曲げ定着の投影定着長さでLb、下端筋の定着長さはL3です。


今回は、スラブ筋の定着長さ、スラブ筋のL2、L2h、Lb、スラブ下端筋の定着長さL3、定着長さ35d、40dについて説明します。定着長さの詳細は下記が参考になります。

鉄筋の定着長さとは?考え方、計算【図解】

スラブ筋の定着長さは?スラブ筋のL2、L2h、Lbは?

スラブ筋の定着長さを下表に示します。なお、下表はスラブの「下端筋を除く異形鉄筋の定着長さ」で、L2は直線定着の長さL2hはフック付き定着の長さです。


鉄筋の種類 コンクリートの設計基準強度Fc(N/mm2) フックなし フックあり
L2 L2h
SD295A / SD295B 18 40d 30d
21 35d 25d
24,27 30d 20d
30,33,36 30d 20d
SD345 18 40d 30d
21 35d 25d
24,27 35d 25d
30,33,36 30d 20d
SD390 21 40d 30d
24,27 40d 30d
30,33,36 35d 25d


スラブ筋の定着長さL2、L2h

さらに、スラブ筋を仕口内に90°折り曲げ定着する鉄筋の定着長さが、前述のL2hを満足しないとき、下図に示す定着状況として、定着起点から鉄筋外面までの投影定着長さLbとします。


スラブ筋の折り曲げ定着長さLb


鉄筋の種類 コンクリートの設計基準強度Fc(N/mm2) Lb
SD295A / SD295B 18 15d
21 15d
24,27 15d
30,33,36 15d
SD345 18 20d
21 20d
24,27 15d
30,33,36 15d
SD390 21 20d
24,27 20d
30,33,36 15d


定着長さの詳細は下記が参考になります。

鉄筋の定着長さとは?考え方、計算【図解】

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スラブ下端筋の定着長さL3は?

スラブ下端筋の定着長さL3を下表に示します。下表のとおり、スラブ下端筋の定着長さは「10dかつ150mm以上」です。

なお、片持ちスラブの下端筋を直線定着する場合は「25d以上」とします。

鉄筋の種類 コンクリートの設計基準強度Fc(N/mm2) フックなし フックあり
L3 L3h
小梁 スラブ 小梁 スラブ
SD295A / SD295B 18 20d 10dかつ 150mm以上 10d
21
24,27
30,33,36
SD345 18
21
24,27
30,33,36
SD390 21
24,27
30,33,36

定着長さ35d、40dとは?

定着長さ35d、40dを計算しましょう。dは鉄筋の呼び径です。たとえば、設計基準強度24~27N/mm2のSD345、Sd390の定着長さL2は35d、40dなので、d25の定着長さを計算すると


・定着長さL2は35d ⇒ L2=35×25=875mm

・定着長さL2は40d ⇒ L2=40×25=1000mm

まとめ

今回は、スラブ筋の定着長さについて説明しました。スラブ筋の定着長さは、上端筋と下端筋で異なる基準が設定されています。


スラブ筋の上端筋は直線定着長さでL2、フック付き定着長さでL2h、梁内折り曲げ定着の投影定着長さでLb、下端筋の定着長さはL3です。定着長さの詳細は下記をご覧ください。

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理解度チェック

Q.

スラブ筋の定着長さの区分 L2・L2h・Lb・L3 は、それぞれ何を表しますか?

答えを見る

上端筋の直線定着長さがL2、フック付き定着長さがL2h、梁内折り曲げ定着の投影定着長さがLb、下端筋の定着長さがL3です。

Q.

スラブ下端筋の定着長さL3はいくつですか?片持ちスラブの下端筋を直線定着する場合は?

答えを見る

下端筋の定着長さL3は「10dかつ150mm以上」です。片持ちスラブの下端筋を直線定着する場合は「25d以上」とします。

Q.

定着長さ35d・40dで、D25の場合の長さはいくつですか?(dは呼び径)

答えを見る

dは鉄筋の呼び径です。L2=35dならL2=35×25=875mm、L2=40dならL2=40×25=1000mmです。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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