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スラブ主筋とは、スラブの短辺方向の上下に配置する鉄筋です。スラブ短辺方向では、曲げモーメントが大きくなるため、スラブ短辺方向にスラブ主筋を配置します。
また、スラブ主筋の内側に配力筋をスラブ長辺方向に配置します。
今回は、スラブ主筋の意味、配力筋との違い、主筋と配力筋の上下はどっち、主筋方向と短辺方向の関係、シングル配筋の主筋方向について説明します。
スラブ配筋とは?1分でわかる意味、定着、端部、計算と主筋、配力筋、間隔
スラブ主筋とは、スラブの短辺方向の上端、下端に配置される鉄筋です。
下図にスラブ主筋を示します。なお、スラブ配力筋は、スラブの長辺方向に配置される鉄筋で、主筋の内側に設置します。
ではなぜ、スラブ主筋は短辺方向に、そしてスラブの上端・下端に配置されるのでしょうか。
下図をみてください。一般に、スラブに生じる曲げモーメントは、主として短辺方向で大きな値をとります(※ただし支持条件により長辺方向が大きくなる場合もある)。
よって、大きな曲げモーメントが生じるスラブ短辺方向に、スラブ主筋を配置します。
次に、スラブ主筋をスラブ内の上下に配置する理由を解説します。鉄筋はできるだけコンクリート内の端に配置した方が耐力は大きくなります。
これは鉄筋コンクリート部材の耐力算定に「鉄筋重心位置」が関係しており、鉄筋がコンクリートの内側に位置するほど、鉄筋重心位置の値は小さくなります。
スラブの設計とは?5分でわかる方法、辺長比、集中荷重の検討、スラブの応力とたわみ
そのため、できるだけスラブ主筋はスラブ内の上下(外側)に配置した方が、より効果的に曲げモーメントに抵抗できるのです(※ただし、かぶりは確保する)。
以上より、スラブ主筋は短辺方向かつスラブの上下(スラブ内の外側)に配置し、スラブ配力筋は長辺方向かつ主筋の内側に配置します。
スラブ配筋の詳細は下記が参考になります。
スラブ配筋とは?1分でわかる意味、定着、端部、計算と主筋、配力筋、間隔
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スラブ主筋と配力筋の上下はどっちか下図に示します。下図の通り、スラブ主筋はスラブ内の上下、かぶりを確保した上で外側に配置します。
スラブ配力筋は主筋の内側に配置します。
配力筋の詳細は下記が参考になります。
配力筋とは?1分でわかる意味、役割、主筋との違い、スラブの配力筋
スラブ主筋方向はスラブの短辺方向と一致することが多いです。スラブの短辺方向は、スラブに生じる曲げモーメントが大きくなるため、
短辺方向にスラブの主要な鉄筋(主筋)を配置します。短辺方向の詳細は下記が参考になります。
配力筋とは?1分でわかる意味、役割、主筋との違い、スラブの配力筋
シングル配筋の主筋方向は、スラブの短辺方向と同様です。下図にスラブのシングル配筋を示します。
シングル配筋の詳細は下記をご覧ください。
シングル配筋とは?1分でわかる意味、壁厚、メリットとデメリット、配筋図
今回は、スラブの短辺方向の上下に配置する鉄筋です。スラブ短辺方向では、曲げモーメントが大きくなるため、
スラブ短辺方向にスラブ主筋を配置します。スラブ主筋、スラブの詳細など下記も勉強しましょう。
スラブ配筋とは?1分でわかる意味、定着、端部、計算と主筋、配力筋、間隔
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