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スラブ配筋とは、スラブ(鉄筋コンクリート製の床)に配置する鉄筋のことです。
スラブ配筋には、主筋と配力筋があります。どちらも荷重に抵抗する鉄筋ですが、主筋の方が主体となって力を伝えます。
今回はスラブ配筋の意味、定着、端部、計算と主筋、配力筋、間隔について説明します。スラブの意味、設計法は下記が参考になります。
スラブってなに?現役設計者が教えるスラブの意味と、特徴、役割
スラブの設計とは?5分でわかる方法、辺長比、集中荷重の検討、スラブの応力とたわみ
主筋、配力筋の意味は下記が参考になります。
主筋とは?1分でわかる意味、読み方、役割、各部材の主筋、配力筋との違い
配力筋とは?1分でわかる意味、役割、主筋との違い、スラブの配力筋
スラブ配筋とは、スラブ(鉄筋コンクリート製の床)に配置する鉄筋のことです。※スラブの意味は下記をご覧ください。
スラブってなに?現役設計者が教えるスラブの意味と、特徴、役割
下図をみてください。これがスラブ配筋です。
スラブ配筋は、主筋と配力筋があります。主筋、配力筋共に荷重を負担しますが、主筋が主体となってスラブに作用する力を伝えます。
スラブには短辺と長辺があります。短辺に配置する鉄筋が「主筋」、長辺に配置する鉄筋が「配力筋」となります。詳細は下記が参考になります。
主筋とは?1分でわかる意味、読み方、役割、各部材の主筋、配力筋との違い
配力筋とは?1分でわかる意味、役割、主筋との違い、スラブの配力筋
スラブ配筋はスラブの上下に配置します。上側に配置する主筋または配力筋を「上端筋(うわばきん)」、下側に配置する鉄筋を「下端筋(したばきん)」といいます。
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スラブは、四方を梁に囲まれることが多いです。最低でも一辺は梁と一体化しています。
このときスラブ配筋は、梁に定着します。下図をみてください。スラブ配筋の定着の例を示しました。
スラブ配筋の定着の要領は、一般スラブと片持ちスラブで違うように条件に応じて変わります。
片持ちスラブのように、端部に梁が無いスラブは、上端筋を折り曲げて閉じた状態にします。
詳細は下記に示すRC造配筋指針や鉄筋コンクリート造関係の書籍をご確認ください。
スラブ配筋の量は計算により決めます。簡単に、計算の流れを示します。
① スラブの短辺、長辺の長さ、荷重を確認
② 短辺、長辺の比率を計算し、曲げモーメントを算定
③ at=M/ftjより1m範囲内の必要鉄筋量を算定
④ スラブ配筋の間隔を決定
例えば短辺下端に生じる曲げモーメントM=10kNm/mとします。スラブの曲げモーメントの単位は、単位長さあたりの曲げモーメントです。
スラブ厚が150、SD295Aのとき、必要なスラブ配筋量は
です。よってスラブ配筋の量はD10@200(=355)以上とすれば十分です。
上記の計算を、短辺端部、短辺中央、長辺端部、長辺中央に対して行います。但し、実務的には端部と中央の鉄筋は同じにすることが多いです。
スラブに生じる曲げモーメントは、短辺と長辺の端部と中央で違うので、それぞれ計算が必要です。
・短辺端部(主筋計算用)
・短辺中央(主筋計算用)
・長辺端部(配力筋計算用)
・長辺中央(配力筋計算用)
短辺と長辺の長さの比率に応じて、上記を求める計算式が変わります。詳細は、下記も参考になります。
スラブの設計とは?5分でわかる方法、辺長比、集中荷重の検討、スラブの応力とたわみ
スラブ配筋の間隔は、下記を参考にしてください。
今回はスラブ配筋について説明しました。スラブ配筋には、主筋と配力筋があります。スラブは梁と一体化されるので、スラブ配筋の梁への定着方法を勉強しましょう。
鉄筋コンクリート造関係の書籍をご覧ください。下記も参考になります。
定着とは?1分でわかる意味、鉄筋、L2、建築、アンカーボルトとの関係
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