この記事の要点
スラブ筋の主筋は配力筋より外側(最外層)に配置されるのが原則で、有効高さを確保して曲げ耐力を最大化するためである。
主筋はスラブの短辺方向に、配力筋は長辺方向に配置され、配力筋は主筋の間隔保持と荷重分散を担う。
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スラブ筋の主筋は配力筋より外側に、逆に言うと、配力筋は主筋の内側に配置します。
また、スラブは短辺方向に大きな曲げモーメントが生じるため、スラブ主筋は短辺方向に、スラブ配力筋は長辺方向に配置します。
今回は、スラブ筋の主筋と配力筋は上下のどちらに配置するか、主筋と配力筋の見分け方、スラブ配筋の役割、シングル配筋の主筋方向について説明します。
スラブ配筋とは?1分でわかる意味、定着、端部、計算と主筋、配力筋、間隔
スラブ筋の主筋と配力筋は上下のどちらに配置するか下図に示します。
スラブ筋の主筋は、スラブ内の上下の両者に配置し、さらに主筋は配力筋より外側に配置します。
鉄筋の位置は、かぶりを確保した上で、できるだけコンクリート内の端に配置すると、部材の耐力が大きくなり効果的です。
よって、スラブに生じる大きな曲げモーメントを負担するスラブ主筋は、配力筋より外側に配置するのです。
スラブ筋の詳細は下記が参考になります。
スラブ配筋とは?1分でわかる意味、定着、端部、計算と主筋、配力筋、間隔
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主筋と配力筋の見分け方は簡単です。スラブの短辺方向に配置された鉄筋が「主筋」で、長辺方向に配置された鉄筋が「配力筋」です。
また、スラブ符号とスラブリストを確認すれば、スラブ配筋が明記されています。スラブリスト図に明確に「主筋、配力筋」と明記される場合もありますし、
明記がなくても、明らかに鉄筋径が大きく、鉄筋のピッチが細かければ、その配筋が「主筋」で、もう一方が配力筋です。
スラブ主筋と配力筋の詳細は下記が参考になります。
スラブ配筋とは?1分でわかる意味、定着、端部、計算と主筋、配力筋、間隔
配力筋とは?1分でわかる意味、役割、主筋との違い、スラブの配力筋
スラブ配筋の役割は、当然、スラブに生じる応力(主に荷重による曲げモーメント)を伝達することです。
スラブには長期荷重により曲げモーメントが生じます。この曲げモーメントに対して、スラブ内には引張力・圧縮力が生じるので、この軸方向力をスラブ配筋が伝達します。
シングル配筋の主筋方向は、スラブの短辺方向です。考え方は前述したとおりで、スラブ短辺方向と長辺方向に生じる曲げモーメントを比較すると、
短辺方向に生じる曲げモーメントの方が大きく、これを処理するために、短辺方向にスラブ主筋を配置します。シングル配筋の詳細は下記が参考になります。
シングル配筋とは?1分でわかる意味、壁厚、メリットとデメリット、配筋図
スラブ筋の主筋と配力筋を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 主筋の位置 | スラブ内の外側(配力筋より外) | 有効高さを大きくして耐力を高めるため |
| 配力筋の位置 | 主筋の内側 | 長辺方向に配置 |
| 見分け方 | 短辺方向の鉄筋が主筋、長辺方向が配力筋 | 径が大きくピッチが細かい方が主筋 |
今回は、スラブ筋の主筋は配力筋より外側に、逆に言うと、配力筋は主筋の内側に配置します。
また、スラブ主筋は短辺方向に、スラブ配力筋は長辺方向に配置します。スラブ主筋、配力筋の詳細など下記も勉強しましょう。
配力筋とは?1分でわかる意味、役割、主筋との違い、スラブの配力筋
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では「主筋と配力筋の上下関係(主筋が外側)」と「方向の違い(短辺vs長辺)」を問う問題が頻出です。外側=大きい有効高さと関連付けて覚えましょう。
シングル配筋では短辺方向の鉄筋が主筋です。配力筋と見分けるポイントは「より外側にある鉄筋が主筋」という配置の原則です。
配筋図を読む際は、どちらが主筋でどちらが配力筋かを正確に識別することが重要です。施工図の表記方法(記号・注記)も確認しておきましょう。