この記事の要点
建築の設計者とは、その者の責任において設計図書を作成した者をいう(建築基準法第2条第1項第17号)。一級・二級・木造建築士などの有資格者が担う。
設計者は設計図書の作成責任を負い、工事監理者(工事が設計図書どおりに行われているか確認する者)とは役割が異なる。
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建築基準法では、設計者という用語が明確に定義されています。設計者とは、その者の責任において、設計図書を作成した者をいいます。
今回は建築の設計者の意味、資格、必要な知識、責任、年収について説明します。
※設計者の業務範囲は、建築士法で定義されます。設計図書、建築士法については、下記が参考になります。
建築士法とは?1分でわかる意味、内容、重要事項説明、工事監理
建築の設計者とは、建築基準法第2条1項十七号より、
その者の責任において、設計図書を作成した者
をいいます。
また、設計とは、
その者の責任において、設計図書を作成すること
です。※設計図書の意味は、下記が参考になります。
さらに、建築物の「設計」は所定の資格が無いと行えません。よって設計者は、
・一級建築士
・構造一級建築士
・設備一級建築士
・二級建築士
・木造建築士
の資格を保有し、設計図書を作成した者のことです。設計図書には、どの設計者が設計を行ったのか、「建築士番号」「氏名」を明記し、押印します。
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建築の設計者に必要な資格は下記です。
・一級建築士
・構造一級建築士
・設備一級建築士
・二級建築士
・木造建築士
なお、必要な知識として
意匠
構造
設備
環境
施工
があります。上記は、一級建築士の学科試験の科目です。構造一級建築士や設備一級建築士、はさらに専門性に特化した知識が求められます。
※構造一級建築士は下記が参考になります。
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建築物の設計は、限られた人(建築士)しか行えません。建築士による独占的な業務である一方で、大きな責任が付きます。
建築士法には、第38条より罰則規定がもうけられています。
建築物の設計者の年収は、サラリーマンか、独立した設計者かで大きく違います。サラリーマンの場合300~1000万程度でしょう。
1000万円稼ぐサラリーマン設計者は、設計会社やゼネコン大手で働く方です。
独立して成功すれば、さらに大きく稼ぐことができます。これらは他の仕事と同じですね。※設計者の年収について知りたい方は、下記が参考になります。
一級建築士が転職すべき1つの理由と、転職後の年収を調べる方法
混同しやすい用語
設計者
その者の責任において設計図書を作成した者(建築基準法第2条第1項第17号)。建築士資格を持つ者が担う。
工事監理者
工事が設計図書のとおりに実施されているかを確認する者。設計者と同一人物が兼ねることもあるが、役割は明確に異なる。
| 項目 | 設計者 | 工事監理者 |
|---|---|---|
| 主な業務 | 設計図書の作成 | 工事が設計図書どおりか確認 |
| 法的根拠 | 建築基準法第2条第17号 | 建築基準法第2条第15号 |
| 責任の性質 | 図面の内容に責任を持つ | 施工の適正実施に責任を持つ |
今回は建築の設計者について説明しました。設計者とは、その者の責任において設計図書を作成する者のことです。
設計者と設計図書、建築士との関係も覚えてくださいね。下記が参考になります。
建築士法とは?1分でわかる意味、内容、重要事項説明、工事監理
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
設計者と工事監理者は混同しやすい用語です。設計者は「図面を作る責任者」、工事監理者は「図面どおりに工事されているか確認する責任者」と整理しておくと、建築士試験でも得点しやすくなります。