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複合基礎(ふくごうきそ)とは、2つ以上の柱を1つのフーチングで支持する基礎のことです。
通常、柱と柱はある程度の間隔があります。間隔が無ければ柱と柱の間に空間がとれないからです。
ただし特別な状況に応じて2本の柱が接近することがあります。このとき複合基礎にして設計することがあります。
今回は複合基礎の意味、設計(検討)、連続基礎との違いについて説明します。
似た用語に「独立基礎(どくりつきそ)」があります。下記も併せて勉強しましょう。
布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴
連続基礎とは?1分でわかる意味、配筋、フェンス、布基礎との違い
複合基礎(ふくごうきそ)とは、2つ以上の柱を1つのフーチングで支持する基礎のことです。下図をみてください。これが複合基礎です。
通常、柱と柱にはある程度の間隔があります。間隔が無ければ、柱と柱の間を人や物が通過できないからです。広い空間をとるためには「柱と柱の間隔は広く」します。
ところが、特別な事情により2つの柱が接近することがあります。このとき1つの柱に対して1つの基礎(独立基礎)にすると、基礎が重なってしまいます。
そこで2つの柱に対して、まとめて1つの基礎で支持することがあります。
ちなみに、2つの柱が接近するとき複合基礎するだけでなく「偏心基礎(へんしんきそ)」にして、基礎の重なりを避ける方法もあります。
偏心基礎の詳細は下記をご覧ください。
1つの柱に対して1つの基礎を「独立基礎(どくりつきそ)」といいます。独立基礎の詳細は下記が参考になります。
布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴
独立基礎と複合基礎では、基礎のモデル化が異なるため検討方法も変わってきます。
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複合基礎と連続基礎の違いを下記に示します。
複合基礎(ふくごうきそ) ⇒ 2つ以上の柱に対して1つのフーチングで支持する基礎
連続基礎(れんぞくきそ) ⇒ 柱の下だけでなく柱と柱の間に連続する基礎
下図に複合基礎と連続基礎を示します。
複合基礎は下図のように2つ以上の柱に対して1つのフーチングで支えます。
あくまで考え方の1つですが、複合基礎を梁、柱を支点と考える時、下図のようなモデル化ができます。
フーチングには地盤からの反力(地反力)が作用します。
地反力によりフーチングには曲げモーメントが生じるので配筋が足りているか見当が必要です。
その他、せん断力の検討や地耐力と接地圧の確認が必要です。
複合基礎の詳細な検討は下記の書籍などが参考になります。
今回は複合基礎について説明しました。複合基礎は2つ以上の柱に対して1つのフーチングで支持する基礎です。
通常、1つの柱に対して1つの基礎(独立基礎)となりますが、柱が接近する場合、複合基礎とすることがあります。
独立基礎、連続基礎の意味も勉強しましょう。下記が参考になります。
布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴
連続基礎とは?1分でわかる意味、配筋、フェンス、布基礎との違い
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