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曲線定規法とは、圧密試験の結果から圧密係数を求める方法の1つです。
圧密係数cvは「cv=Tv×(H')^2/t」と定義され、曲線定規法では「cv=0.197×(H')^2/t50」で求められます。
なお、H'は試験体の平均高さ(ある荷重段階における圧密終了時の試験体高さと、初期の試験体高さの平均値)、
t50は曲線定規の圧密度50%における実験で得られた変位曲線での経過時間です。
今回は、曲線定規法の意味、圧密係数の求め方、圧密試験との関係について説明します。
圧密試験、圧密係数の詳細は下記が参考になります。
圧密試験とは?1分でわかる意味、方法、透水係数、粘性土との関係
圧密係数cvとは?1分でわかる意味、透水係数、体積圧縮係数との関係、cvの求め方は?
曲線定規法とは、曲線定規を用いて圧密試験の結果から圧密係数を算定する方法の1つです。
曲線定規法による圧密係数の求め方を下記に示します。
H'は試験体の平均高さで、ある荷重段階における圧密終了後の試験体高さと、初期の試験体高さの平均値です。
t50は曲線定規の圧密度50%における、実験で得られた変形曲線の経過時間、0.197は圧密度50%における時間係数Tv=0.197を意味します。
縦軸に圧密度U、横軸に時間係数Tvを対数目盛でとります。この曲線を曲線定規といいます。
曲線定規(圧密度Uと時間係数Tvの関係)は、一次元圧密の基礎方程式から得られます。
なお、縦軸の尺度(圧密度の100%の位置)を変えることで、何通りもの曲線定規が得られます。
※圧密の基礎方程式は下記をご覧ください。
テルツァーギの圧密理論とは?一次元圧密の基礎方程式の誘導方法は?
曲線定規についてU=50%における横軸の値をt50とし、t50を得る垂線をAとします。
次に、圧密試験で得られた変位量(圧密沈下量)を縦軸、横軸に経過時間を対数目盛でとった変位曲線(沈下曲線)を描きます。
実験で得られた変位曲線と、最もよく合う曲線定規を併せて、垂線Aとの交点をt50として前述の式に用います。
圧密試験、圧密係数の詳細は下記が参考になります。
圧密試験とは?1分でわかる意味、方法、透水係数、粘性土との関係
圧密係数cvとは?1分でわかる意味、透水係数、体積圧縮係数との関係、cvの求め方は?
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曲線定規法とは、圧密試験の結果から圧密係数を算定する方法の1つです。曲線定規法の他に√t法があります。
√t法では、まず、縦軸に圧密試験で得られた変位量(圧密沈下量)、横軸に経過時間tを正の平方根√tとったグラフを描きます。
次に、d-√t曲線の直線部の1.15倍の勾配をもつ直線と実験で得られた曲線の交点を「t90(圧密度90%における経過時間)、d90(圧密度90%における圧密量)」とします。
以上より、√t法では下式より圧密係数を算定します。
今回は曲線定規法について説明しました。曲線定規法とは、圧密試験の測定結果(圧密量、経過時間)から、
圧密係数を求める方法の1つです。曲線定規法の他に√t法があります。
圧密試験、圧密係数の詳細は下記が参考になります。
圧密試験とは?1分でわかる意味、方法、透水係数、粘性土との関係
圧密係数cvとは?1分でわかる意味、透水係数、体積圧縮係数との関係、cvの求め方は?
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