建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME > 基礎構造を学ぶ > 曲線定規法とは?1分でわかる意味、圧密係数の求め方、圧密試験との関係は?

曲線定規法とは?1分でわかる意味、圧密係数の求め方、圧密試験との関係は?

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


曲線定規法とは、圧密試験の結果から圧密係数を求める方法の1つです。圧密係数cvは「cv=Tv×(H')^2/t」と定義され、曲線定規法では「cv=0.197×(H')^2/t50」で求められます。なお、H'は試験体の平均高さ(ある荷重段階における圧密終了時の試験体高さと、初期の試験体高さの平均値)、t50は曲線定規の圧密度50%における実験で得られた変位曲線での経過時間です。今回は、曲線定規法の意味、圧密係数の求め方、圧密試験との関係について説明します。圧密試験、圧密係数の詳細は下記が参考になります。

圧密試験とは?1分でわかる意味、方法、透水係数、粘性土との関係

圧密係数cvとは?1分でわかる意味、透水係数、体積圧縮係数との関係、cvの求め方は?

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

曲線定規法とは?圧密係数の求め方は?

曲線定規法とは、曲線定規を用いて圧密試験の結果から圧密係数を算定する方法の1つです。曲線定規法による圧密係数の求め方を下記に示します。


曲線定規法


H'は試験体の平均高さで、ある荷重段階における圧密終了後の試験体高さと、初期の試験体高さの平均値です。t50は曲線定規の圧密度50%における、実験で得られた変形曲線の経過時間、0.197は圧密度50%における時間係数Tv=0.197を意味します。


縦軸に圧密度U、横軸に時間係数Tvを対数目盛でとります。この曲線を曲線定規といいます。曲線定規(圧密度Uと時間係数Tvの関係)は、一次元圧密の基礎方程式から得られます。なお、縦軸の尺度(圧密度の100%の位置)を変えることで、何通りもの曲線定規が得られます。※圧密の基礎方程式は下記をご覧ください。

テルツァーギの圧密理論とは?一次元圧密の基礎方程式の誘導方法は?


曲線定規についてU=50%における横軸の値をt50とし、t50を得る垂線をAとします。次に、圧密試験で得られた変位量(圧密沈下量)を縦軸、横軸に経過時間を対数目盛でとった変位曲線(沈下曲線)を描きます。実験で得られた変位曲線と、最もよく合う曲線定規を併せて、垂線Aとの交点をt50として前述の式に用います。


圧密試験、圧密係数の詳細は下記が参考になります。

圧密試験とは?1分でわかる意味、方法、透水係数、粘性土との関係

圧密係数cvとは?1分でわかる意味、透水係数、体積圧縮係数との関係、cvの求め方は?

曲線定規法と圧密試験の関係は?

曲線定規法とは、圧密試験の結果から圧密係数を算定する方法の1つです。曲線定規法の他に√t法があります。


√t法では、まず、縦軸に圧密試験で得られた変位量(圧密沈下量)、横軸に経過時間tを正の平方根√tとったグラフを描きます。次に、d-√t曲線の直線部の1.15倍の勾配をもつ直線と実験で得られた曲線の交点を「t90(圧密度90%における経過時間)、d90(圧密度90%における圧密量)」とします。以上より、√t法では下式より圧密係数を算定します。


曲線定規法と圧密試験の関係

まとめ

今回は曲線定規法について説明しました。曲線定規法とは、圧密試験の測定結果(圧密量、経過時間)から、圧密係数を求める方法の1つです。曲線定規法の他に√t法があります。圧密試験、圧密係数の詳細は下記が参考になります。

圧密試験とは?1分でわかる意味、方法、透水係数、粘性土との関係

圧密係数cvとは?1分でわかる意味、透水係数、体積圧縮係数との関係、cvの求め方は?

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)

▼人気の記事ベスト3▼

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【読まれています】管理人による建築業界の分析!

1日13円で建築業界がわかるLINE配信!

友だち追加

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

あなたは数学が苦手ですか?

わかる!実務で使う数学知識の基礎講座

公式LINEで構造の悩み解説しませんか?

1級建築士の構造・構造力学の学習に役立つ情報を発信中。構造に関する質問回答もしています。

友だち追加

【有料メルマガの初回資料が今だけ無料!】1日約13円で情報をアップデート!

有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート

限定メールマガジン

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

人気の記事ベスト3

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 基礎構造を学ぶ > 曲線定規法とは?1分でわかる意味、圧密係数の求め方、圧密試験との関係は?
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. 限定メルマガ
  4. わかる建築構造の用語集・図解集
  5. 1頁10円!PDF版の学習記事