この記事の要点
即時沈下とは、地盤に荷重が作用したあと短時間に発生する沈下です。
長期間にわたる沈下は圧密沈下といいます。
本記事では即時沈下の計算法・圧密沈下との違いを解説します。
この記事では、即時沈下とは何か、即時沈下はどう計算するのか、圧密沈下とどう違うのか、即時沈下量とは何かを整理します。
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即時沈下とは、地盤に荷重が作用したあと、短時間に発生する沈下のことです。
長期間にわたる沈下を、圧密沈下といいます。
今回は即時沈下の意味、即時沈下の計算法、圧密沈下との違いについて説明します。
※圧密沈下については下記が参考になります。
圧密沈下とは?原因、即時沈下との違い、粘性土での発生メカニズム
即時沈下とは、短時間で発生する沈下です。砂質地盤は、圧密沈下より、即時沈下の影響が大きいです。
即時沈下の沈下量は、基礎に作用する荷重の大きさ、基礎の底面積、地盤反力係数が関係します。※地盤反力係数は、下記が参考になります。
砂質地盤は、透水係数が大きいです(水をよく透す)。よって、荷重が作用すると、土中の間隙水がすぐに排出されます。これが、即時沈下量が大きい理由です。
なお、全沈下量の計算は、
を計算します。
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即時沈下の計算式を下記に示します。
Sは即時沈下量、Qは基礎に作用する荷重、Kは、基礎の鉛直ばね定数、Aは基礎の底面積、kは地盤反力係数です。
上式より、比較的簡単な計算式で即時沈下量を把握できますね。即時沈下量は、線形的に増減するので、予測しやすいです。
一方、圧密沈下量は、時間と共に増大し、沈下量と時間の関係は非線形的(曲線)です。
即時沈下と圧密沈下の違いを下記に整理しました。
即時沈下 ⇒ 短時間で発生する沈下。
砂質地盤では即時沈下の影響が大きい。
圧密沈下 ⇒ 長期間にわたり発生する沈下。
粘土地盤では、圧密沈下の影響が大きい。
※圧密沈下は下記が参考になります。
圧密沈下とは?原因、即時沈下との違い、粘性土での発生メカニズム
今回は即時沈下について説明しました。即時沈下は、短時間で発生する地盤の沈下です。
砂質地盤では、即時沈下の影響が大きいと覚えてください。また、計算法も理解してくださいね。
即時沈下と合わせて、圧密沈下、圧密の意味も覚えてくださいね。
圧密沈下とは?原因、即時沈下との違い、粘性土での発生メカニズム
| 即時沈下 | 圧密沈下 | |
|---|---|---|
| 発生時間 | 荷重載荷直後(短時間) | 長期間にわたって継続(年〜数十年) |
| 発生しやすい地盤 | 砂質地盤 | 粘土質地盤(軟弱地盤) |
| 原因 | 地盤のせん断変形 | 間隙水の排出による体積圧縮 |
| 実務での扱い | 施工時・竣工直後に問題になる | 不同沈下・長期的な建物傾斜の原因 |
「砂地盤は安全」は間違い。
砂質地盤は排水性が良く圧密沈下は起きにくいが、即時沈下が大きく発生することがある。
特に緩い砂地盤(N値が低い)では、建物荷重によって即座に沈み込む可能性がある。
Q. 即時沈下が特に問題になる地盤の種類を答えよ。
A. 砂質地盤。
荷重載荷後すぐに沈下が発生する。
Q. 圧密沈下と即時沈下の発生時間の違いを述べよ。
A. 即時沈下は荷重載荷直後に短時間で発生する。
圧密沈下は間隙水が徐々に排出されるため、数年〜数十年かけてゆっくり進行する。
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即時沈下とは?
地盤に荷重が作用したあと、短時間に発生する沈下のことです。
即時沈下と圧密沈下の違いは?
即時沈下は短時間に発生する沈下、圧密沈下は長期間にわたる沈下です。
