この記事の要点
塑性指数(Ip)は「液性限界WL-塑性限界Wp」で求めます。塑性状態を示す含水比の範囲の広さを表す指標です。
Ipが大きいほど土は幅広い含水比で塑性を示します。Ip=0の場合は非塑性(砂質土など)を意味します。
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塑性指数とは液性限界WLから塑性限界Wpを引いた値(液性限界と塑性限界の差)です。
塑性限界から液性限界の範囲の含水比の土は「塑性状態(ベトベトで自由に形を作れる状態)」であり、
塑性指数が大きいほど土の塑性状態の範囲が広いことを意味します。
今回は、塑性指数の意味、求め方、大きい、小さいの意味、液性限界、塑性限界の求め方について説明します。
塑性限界、液性限界の詳細は下記が参考になります。
塑性限界とは?1分でわかる意味、読み方、求め方、液性限界との違い
液性限界とは?1分でわかる意味、特徴、求め方、読み方、塑性限界との違い
塑性指数とは、液性限界WLから塑性限界Wpを引いた値(液性限界と塑性限界の差)です。よって、塑性指数Ipの求め方は
・Ip=WL-Wp
です。下図をみてください。塑性限界とは土の状態が「半固体状⇔塑性状」に変化する境界の含水比、
液性限界は「塑性状⇔液状」に変化する境界の含水比です。
土の含水比が塑性限界から液性限界の間では、土の状態は「ベトベトして自由に形がつくれる状態(塑性状)」にあります。
つまり、塑性指数は「土が塑性状になる含水比の範囲」を表しています。
粘土の粒子は、粒子まわりに水分子を吸着する性質を持ちます。※余談ですが、粘土粒子は吸着水を介して接触しており、これが、粘性土が粘り気を持つ理由です。
つまり、粘土分が多いほど水を吸着する土粒子が増えるので、
液性限界は大きくなり、逆に粘土分が少なくなれば液性限界は小さくなります。
塑性限界、液性限界の詳細は下記が参考になります。
塑性限界とは?1分でわかる意味、読み方、求め方、液性限界との違い
液性限界とは?1分でわかる意味、特徴、求め方、読み方、塑性限界との違い
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前述より
・塑性指数の値が大きい ⇒ 土が塑性状態となる含水比の範囲が広い。粘土が多い
・塑性指数の値が小さい ⇒ 土が塑性状態となる含水比の範囲が狭い。粘土が少ない
ことを意味します。
液性限界、塑性限界の求め方を下記に示します。
・液性限界 ⇒ 液性限界試験を行い、流動曲線を描いたときの落下回数25回に相当する含水比
・塑性限界 ⇒ 塑性限界試験を行い、直径約3mmのひも状にした試料が切れてバラバラになるときの含水比
液性限界試験、塑性限界試験は下記をご覧ください。
液性限界試験とは?1分でわかる意味と方法、読み方、液性限界の求め方は?
塑性限界試験とは?1分でわかる意味、試験方法、塑性限界の求め方は?
混同しやすい用語
塑性指数(Ip)と液性指数(IL)は異なります。Ipは塑性域の広さ(WL-Wp)、ILは自然含水比の塑性域内での位置((wn-Wp)/Ip)です。
塑性指数と流動指数も異なります。塑性指数はコンシステンシー限界から計算し、流動指数は流動曲線の傾きです。
塑性指数を整理した表を示します。
| 項目 | 指数 | 意味 |
|---|---|---|
| 塑性指数小 | 土の塑性範囲が狭い | 砂質土に多い |
| 塑性指数大 | 土の塑性範囲が広い | 粘性土・粘土に多い |
| 塑性指数Ip | Ip=液性限界WL-塑性限界Wp | コンシステンシーの目安 |
今回は、塑性指数について説明しました。塑性指数とは、液性限界WLから塑性限界Wpを引いた値です。
塑性指数Ip=WL-Wpで算定します。また、塑性指数は粘土粒子の含有量により変化します。
塑性限界、液性限界など下記も勉強しましょう。
塑性限界とは?1分でわかる意味、読み方、求め方、液性限界との違い
液性限界とは?1分でわかる意味、特徴、求め方、読み方、塑性限界との違い
塑性限界試験とは?1分でわかる意味、試験方法、塑性限界の求め方は?
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では「Ip=WL-Wp」の計算とその意味(大きい→広い塑性域→圧縮性高い粘土)が問われます。
Ip=0は非塑性(砂質土)、Ip=7?17は低?中程度の塑性(シルト)、Ip>17は高塑性(粘土)の目安として覚えておきましょう。