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sr235とは、鉄筋コンクリート用の丸鋼の材質です。他に、sr295材があります。sr235は、普通使わない鉄筋です。一般的に使う鉄筋は、異形鉄筋といい「SD」記号で表します。今回はsr235の意味、許容応力度、降伏点、断面積、ss400との違いについて説明します。異形鉄筋と丸鋼の違いは下記の記事が参考になります。
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sr235とは、鉄筋コンクリート用の丸鋼の材質です。「sr」は、丸鋼の意味で、「235」は鋼材の降伏点を意味します。sr235は、降伏点が235の丸鋼ですね。
さて、鉄筋コンクリート用の鉄筋には、
・丸鋼
・異形鉄筋
があります。現在は、異形鉄筋の利用が一般的です。異形鉄筋は、節(リブ)が付いており、コンクリートとの付着性を高めた鉄筋です。※異形鉄筋と丸鋼の違いは下記が参考になります。
sr235の規格を下記に整理しました。
降伏点、許容応力度を下図に示します。降伏点の下限値は235N/m㎡です。引張強さは380~520です。
sr235の許容応力度は下記です。
・短期許容応力度 235N/m㎡
・長期許容応力度 156N/m㎡
Ss400と同程度の許容応力度です。ただ、ss400とsr235では製鉄の方法が違います。Ss400は高炉、sr235は電炉です(高炉と電炉の違いは、今回は説明を省略します)。
異形鉄筋のsd295aと比べると、sr235の方が、許容応力度が小さいですね。Sd295aの許容応力度は下記が参考になります。
SD295Aの規格が丸わかり!SD295Aの規格、機械的性質、化学成分
sr235の化学成分を下記に示します。
Sd295aと同程度の成分規定です。
sr235は丸鋼なので、円の断面積を求めればよいです。重量は、鋼の比重7.85t/m3をかければ、長さあたりの重量が計算できますね。
異形鉄筋と比べて節が無い分、同じ呼び径でも僅かに断面積が違います。
sr235とss400の違いを下記に整理しました。
sr235 ⇒ 鉄筋コンクリート用の丸鋼の材質。降伏点の下限値が235、引張強度は380~520。鉄筋コンクリートの鉄筋として使う。電炉で生産する。
ss400 ⇒ 一般構造用圧延鋼材のこと。降伏点の下限値が245、引張強さは400~510。柱や梁などに使う。高炉で生産する。
sr235とss400では、降伏点、引張強度共に、少し違います。この違いを覚える必要は無いですが、sr235は「何に使う鋼材なのか」覚えてくださいね。※ss400の意味は、下記の記事が参考になります。
ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバー
今回はsr235について説明しました。意味が理解頂けたと思います。sr235は、鉄筋コンクリート用の丸鋼の材質です。sr235は、最近使いません。鉄筋コンクリート用の鉄筋は、異形鉄筋が一般的だと覚えてくださいね。sr235とsd295aなどの違いを理解しましょう。下記の記事が参考になります。
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