【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)
鋼材はjisには圧縮強度の規定が無いですが、基本的には引張強度と同程度と考えてよいでしょう。ただし、圧縮力が作用する部材では、圧縮強度よりも座屈耐力が重要です。許容圧縮応力度は長期時で156や215、圧縮の材料強度は235、325などの値を用います。今回は、鋼材の圧縮強度の意味、値、基準強度、許容応力度、座屈との関係について説明します。
基準強度、材料強度、座屈の意味は、下記が参考になります。
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
鋼材の圧縮強度は、jisなどには規定が無いです。引張強度や降伏点のみ規定されています。圧縮強度の意味は、下記が参考になります。
しかし、後述する圧縮側の材料強度、許容圧縮応力度が、告示により規定されています。材料強度の意味は、下記が参考になります。
よって、基本的には、圧縮強度は引張強度と同程度考えてよいでしょう。ただし、圧縮力が作用する鋼材は、座屈が問題になります。座屈耐力は、圧縮強度に比べて随分小さい値だからです。座屈の意味は、下記が参考になります。
鋼材の圧縮強度はjisに規定が無いですが、告示では圧縮の材料強度や許容応力度が規定されます。下記に、鋼材の材料強度(圧縮)を示します。
400級 F=235 N/m㎡
490級 F=325 N/m㎡
なお、引張側の材料強度も、圧縮側と同じ値です。また、Fを基準強度といいます。基準強度、材料強度の意味は、下記が参考になります。
圧縮側の許容圧縮応力度は、下式で計算します。
長期許容圧縮応力度 F / 1.5
短期許容圧縮応力度 F
Fは、前述した235または325などの値を用います(鋼材の厚みで値が小さくなる点に注意しましょう)。
詳しくは、下記の書籍が参考になります。
鋼材は座屈により耐力が決定します。前述した許容圧縮応力度は、実際には座屈の影響でもっと小さい値を使います。許容圧縮応力度の式は、鋼構造設計規準に明記されています。許容圧縮応力度は、細長比が大きく影響します。実務では、部材の細長比を計算し、早見表で許容応力度を確認しています。
許容圧縮応力度の意味は、下記も参考になります。
許容圧縮応力度とは?1分でわかる意味、求め方、鋼材の値、コンクリート
今回は鋼材の圧縮強度について説明しました。Jisによると鋼材の圧縮強度は定義されていませんが、同程度の値と考えられます。ただし、鋼材は座屈による影響で、耐力が低下します。座屈耐力の計算、座屈の意味をあわせて勉強しましょう。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)
有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート