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許容圧縮応力度とは、部材が許容できる圧縮応力度のことです。圧縮応力度とは、圧縮荷重が作用するときの、部材内部に生じる応力度です。許容圧縮応力度は、許容引張応力度と同等の値ですが、座屈による低減を考慮します。今回は、許容圧縮応力度の意味、求め方、鋼材の値、コンクリートの値について説明します。許容圧縮応力度の早見表は下記をご覧ください。
許容圧縮応力度の早見表は?1分でわかる値と求め方、計算式は?
※応力度や座屈の意味は、下記が参考になります。
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許容圧縮応力度は、部材が許容できる圧縮応力度のことです。圧縮応力度とは、部材に圧縮荷重を作用させるとき、部材内部には生じる応力度です。※応力度の意味は、下記が参考になります。
許容圧縮応力度は、「圧縮荷重にどれくらい耐えられるか」示す値と考えて良いです。ただし、許容引張応力度と比べて、「座屈の影響」があるので注意してください。
座屈とは、部材に圧縮荷重が作用するとき、材料の強度より早く壊れる現象です。詳しくは、下記が参考になります。
材料の許容圧縮応力度自体は、許容引張応力度と同等の値でも、座屈の影響で低減されます。
許容圧縮応力度は、下記の2つがあります。
許容圧縮応力度の求め方を、コンクリートと鋼材に分けて説明します。前述したように、鋼材は座屈の影響が大きいです。
コンクリートの許容圧縮応力度は、下式で計算します。
Fは、F値(えふち)のことですが、コンクリートのF値は、設計基準強度といいます。下記が参考になります。
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
例えば、設計基準強度を24N/m㎡とするとき、許容圧縮応力度は下記です。
鋼材の許容圧縮応力度は、座屈の影響が大きいです。鋼構造設計規準より、座屈による低減を考慮した許容圧縮応力度は下式です。
λ≦Λ
F={1―0.4(λ/Λ2)}×F/ν
λ>Λ
F=0.277F/((λ/Λ)2)
Fは許容圧縮応力度、λは細長比、Λは限界細長比、νは1.5+0.667×(λ/Λ)2です。限界細長比Λは下式で計算します。
Λ=√{(π2×E)/(0.6×F)}
(※√は{}内の値にかかっています)
複雑な式ですが、実務では、いちいち計算しません。上式は細長比が決まれば、値が決定します。部材の細長比を算定すれば、早見表で許容圧縮応力度を読むだけです。
許容圧縮応力度のポイントは、下記です。
今回は許容圧縮応力度について説明しました。意味が理解頂けたと思います。許容圧縮応力度は、部材が許容できる圧縮応力度の値です。コンクリートと鋼材で求め方が違います。鋼材は座屈の影響で、低減する必要があります。細長比が大きいと、許容圧縮応力度が小さくなると覚えてくださいね。下記も併せて参考にしてください。
許容圧縮応力度の早見表は?1分でわかる値と求め方、計算式は?
許容引張応力度とは?1分でわかる意味、求め方、鉄筋の値、ss400の値
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