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アルカリ骨材反応を抑制する対策として、「コンクリート中のアルカリ量の抑制」「混合セメントの使用(高炉セメントなど)」「無害な骨材の使用」が挙げられます。
前述した3つの対策のうち1つについて必ず確認をとる必要があります。今回はアルカリ骨材反応の対策、方法と種類、アルカリ骨材反応の意味について説明します。
アルカリ骨材反応に有効な高炉セメント、混合セメントの詳細は、下記が参考になります。
高炉セメントとは?1分でわかる意味、B種の特徴、普通セメントとの違い
混合セメントとは?1分でわかる意味、種類、特徴とメリット、b種との関係
アルカリ骨材反応を抑制する対策が、平成14年国土交通省通達に明記あります。抑制する対策は大まかに3つあります。下記に示します。
コンクリート中のアルカリ量の抑制
混合セメントの使用(高炉セメントなど)
無害な骨材の使用
アルカリ骨材反応は、コンクリート中のアルカリ金属と骨材中のシリカが反応する現象です。よって、コンクリート中のアルカリ量の抑制が効果的な方法の1つです。
※但し海水や潮風による影響は別途考慮する。具体的にはコンクリート1m3に含まれるアルカリ総量をNa2O換算で3.0kg以下にします。
また普通セメントではなく、混合セメントの使用もアルカリ骨材反応の抑制が期待されます。
混合セメントには、高炉セメントB種・C種、フライアッシュセメントB種・C種が挙げられます。高炉セメント、フライアッシュセメントB種の詳細は下記をご覧ください。
高炉セメントとは?1分でわかる意味、B種の特徴、普通セメントとの違い
フライアッシュセメントb種とは?1分でわかる意味、特徴、デメリット、マスコンクリートとの関係
アルカリ骨材反応は、骨材のシリカが影響するので「安全と認められる骨材を使用する」ことも抑制効果が期待できます。
骨材のアルカリシリカ反応試験で無害と認められた骨材を使用します。
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アルカリ骨材反応とは、コンクリート中のアルカリ金属と、骨材に含まれるシリカが反応する現象です。アルカリ骨材反応により「アルカリシリカゲル」が生成されます。
アルカリシリカゲルは吸水膨張の性質があるため、コンクリート中の水分を吸収し膨張します。
アルカリシリカゲルの膨張により、コンクリートは内部からひび割れを起こし劣化の原因となります。
上記がアルカリ骨材反応の一連の流れです。これを防ぐために、前述した抑制対策があります。アルカリ成分は海水や潮風から飛来します。
建築物よりも、構造躯体が外部に露出する土木構造物の方が影響大きいです(※海岸の橋梁など)。
今回はアルカリ骨材反応の対策について説明しました。アルカリ骨材反応の抑制対策の3つを理解しましょう。
アルカリ骨材反応がどういう現象か理解すれば、抑制対策の意味も理解が早いと思います。抑制効果が期待される混合セメントについても勉強しましょうね。
高炉セメントとは?1分でわかる意味、B種の特徴、普通セメントとの違い
混合セメントとは?1分でわかる意味、種類、特徴とメリット、b種との関係
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