フープ筋とは？1分でわかる意味、形状、スターラップとの違い、溶接の関係

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フープ筋とは、鉄筋コンクリート柱の主筋を「ロの字」に囲むように一定間隔で配置する鉄筋（せん断補強筋）のことです。柱に作用するせん断力に抵抗する鉄筋です。フープは、英語のhoopのカタカナ読みです。Hoopは日本語で「輪（わ）」で、名前の通りの形をしています。なお「帯筋（おびきん）」と言うことも多いです。今回はフープ筋の意味、形状、スターラップとの違い、溶接の関係について説明します。帯筋、せん断補強筋の詳細は下記が参考になります。

帯筋とは？１分でわかる帯筋の意味、読み方、役割、間隔、帯筋比との関係

せん断補強筋とは？1分でわかる意味、役割、種類、フック形状、配置

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フープ筋とは？形状

フープ筋とは、鉄筋コンクリート柱の主筋を「ロの字」に囲むように、一定間隔に配置する鉄筋です。下図にフープ筋を示しました。

フープ筋と形状

フープ筋は主筋を巻き付けるように配置し主筋を拘束し、ズレ合う力（せん断力）に抵抗します。地震時に、柱には大きなせん断力が作用します。フープ筋が無いと下図のような「せん断破壊」が生じる恐れがあるため、フープ筋を配置します。

フープ筋とせん断破壊

またフープ筋の形状は、主筋を囲むように配置するため「ロの字」です。また、せん断力に対してフープ筋が足りないときは「中子筋（なかごきん）」を入れます。

フープ筋の形状と中子筋

中子筋とは？1分でわかる意味、読み方、副帯筋との違い、柱、梁

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フープは英語で「hoop」です。Hoopを訳すと「輪」で、名前の通りの形状ですね。帯のように巻き付けるので「帯筋（おびきん）」ともいいます。帯筋の詳細、間隔は下記が参考になります。

帯筋とは？１分でわかる帯筋の意味、読み方、役割、間隔、帯筋比との関係

フープ筋とスターラップの違い

フープ筋とスターラップの違いを下記に示します。

フープ筋　⇒　「柱」の主筋を囲むように配置するせん断補強筋

スターラップ　⇒　「梁」の主筋を囲むように配置するせん断補強筋

スターラップの詳細は下記をご覧ください。

スターラップとは？1分でわかる意味と英語、鉄筋と形状、記号とstp、計算のやり方

フープ筋と溶接の関係

フープ筋はフックを付けて主筋に引っ掛けて配置しますが、フックを作らずにフープ筋を溶接して「ロの字」に加工する方法もあります。これを溶接閉鎖型（ようせつへいさがた）といいます。

フープ筋と溶接の関係

まとめ

今回はフープ筋について説明しました。フープ筋とは、柱の主筋を「ロの字」で囲むように配置するせん断補強筋です。主筋を拘束し、せん断力に抵抗します。帯筋ともいいます。また、梁にも同じような鉄筋を配置します。これを「スターラップ」又は「あばら筋」といいます。帯筋、スターラップの詳細は下記が参考になります。

帯筋とは？１分でわかる帯筋の意味、読み方、役割、間隔、帯筋比との関係

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