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コンクリートの打ち込みとは、生コン(硬化前の液状のコンクリート)を型枠内に流し込むことです。
「打設(だせつ)」ということも多いです。生コンの打ち込みは、コンクリートポンプ車を用いて圧送する場合、シュートを用いる場合があります。
今回は、コンクリートの打ち込みの意味、高さ、打ち込み時間、注意点について説明します。詳細は下記の書籍も参考になります。
建築工事標準仕様書・同解説 5―JASS 5 2018 鉄筋コンクリート工事
コンクリートの打ち込みとは、生コン(硬化前の液状コンクリート)を型枠内に流し込むことです。
打ち込み(うちこみ)、打設(だせつ)といいます。コンクリートの打ち込みは、
コンクリートポンプ車を用いる
シュートを用いる
の2つの方法があります。シュートとは、生コンを型枠に流し込む斜面です。生コンを運搬してきた生コン車⇒シュート⇒型枠内に打ち込みます。
簡易な設備でコンクリートの打ち込みが可能ですが、生コン車が現場の近くに寄れる場合や高低差の無い場合にのみ利用できます。
2階以上のコンクリート打ち込み位置は、生コン車より高い位置になります。よって、コンクリートポンプ車を用います。
コンクリートポンプ車は、配管(ホース)内にコンクリートを圧送し打設します。簡単にいうと、ホースから水を出すような感覚です。
コンクリートを打ち込むとき、コンクリートの供給場所から遠い区画から打設します。シュートのみでは対応できないことが多く、コンクリートポンプ車を用います。
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コンクリートの打ち込みでは、打ち込み高さにも注意します。ホースからコンクリートが圧送され、自由落下する高さはコンクリートが分離しない範囲とすべきです。
コンクリートの打ち込み時間は、下表とします。
コンクリートの打ち重ね、コールドジョイントとの違いなど下記が参考になります。
打ち重ねとは?1分でわかる意味、打ち継ぎとの違い、注意点、時間
コールドジョイントとは?1分でわかる意味、打ち継ぎとの違い、問題点
前述したように、コンクリートの打ち込み時間は外気温に影響します。外気温が高いほどコンクリートの硬化が早く、打設の施工性に影響があるためです。コンクリートと温度の関係は下記をご覧ください。
コンクリートの温度は?1分でわかる温度の基準、上限、夏、打込み温度
なお高強度コンクリート、高流動コンクリートの場合は、外気温に限らず120分以内とします。
コンクリートの打ち込みの注意点を下記に示します(下記以外にも注意点がありますが、jass5等をご覧ください)。
コンクリート圧送前は、富調合のモルタルを圧送すること
生コン車からコンクリートの荷卸しを行う場合、直前にトラックアジテータを高速回転させること
圧送中に閉塞したコンクリートは廃棄すること
建築工事標準仕様書・同解説 5―JASS 5 2018 鉄筋コンクリート工事
今回はコンクリートの打ち込みについて説明しました。コンクリートの打ち込みとは、生コンを型枠内に流し込むことです。
打設(だせつ)ともいいます。打ち込みの方法2つ、打ち込み時間を覚えましょうね。打ち込みの詳細はjass5などに明記があります。
建築工事標準仕様書・同解説 5―JASS 5 2018 鉄筋コンクリート工事
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