この記事の要点
せき板とは、コンクリートを打ち込む際に形を保持するために使用する板で、主に合板が用いられる。
せき板は支保工と区別され、存置期間はコンクリートの強度発現に合わせて管理する必要がある。
この記事では、せき板とは何か、型枠とどう違うのかを整理します。
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せき板とは、コンクリートの形をつくる板です。主に合板を使います。また、スラブのせき板としてフラットデッキを使います。
今回は、せき板の意味、種類、支保工との違い、せき板の存置期間について説明します。
※型枠の存置期間は下記が参考になります。
せき板とは、コンクリートの形をつくる板です。下図をみてください。これが、せき板です。
一般的に、鉄筋コンクリート造の梁や柱は四角形です。四角形をつくるため、せき板を四角形に組みます。
梁やスラブのせき板は、宙に浮いているので落ちないよう下から支えます。せき板を支持する部材を、支保工といいます。
支保工の部材の1つとして、支柱があります。※支柱の意味は、下記が参考になります。
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せき板は一般的に合板を使います。下記の特徴があります。
合板の厚さは12mmが標準
品質はAからDまであり、Aが最も高品質でDが低品質
スラブのせき板は、工期短縮のためフラットデッキを使うことが多いです。フラットデッキを使えば、支保工が不要です。※フラットデッキ、捨て型枠の意味は、下記が参考になります。
捨て型枠とは?フラットデッキ・ラス型枠の種類と基礎・スラブへの使い方
せき板と支保工の違いを下記に整理しました。
せき板 ⇒ コンクリートの形を作る板
支保工 ⇒ せき板を支える部材のこと。根太、大引、支柱がある
※根太、大引、支柱の意味は下記が参考になります。
建築の大引とは?1分でわかる意味、木材、根太、束柱との関係、継手位置
なお、せき板と支保工を含めて、型枠といいます。型枠の意味は、下記が参考になります。
型枠とは?1分でわかる意味、種類、セパレーター、支保工との関係
せき板の存置期間は建築基準法で規定されます。コンクリートの強度や品質に影響するからです。
せき板の存置期間は、下記に詳しく書きました。参考にしてください。
混同しやすい用語
支保工(しほこう)
型枠のせき板を支持する仮設構造物で、コンクリートが硬化するまで型枠の変形・倒壊を防止します。
支保工はせき板を支持する仮設の構造部材(パイプサポート・大引・根太等)を指すのに対して、せき板はコンクリートの形状を作る型枠の面材(合板等)を指すものであり、型枠を構成する役割が異なります。
型枠(かたわく)
コンクリートを所定の形状・寸法に成形するための仮設の枠組みで、せき板と支保工を合わせたものです。
型枠はせき板と支保工を合わせた仮設構造全体を指すのに対して、せき板はその型枠を構成する面材部分のみを指すものであり、全体と部分の違いがあります。
せき板を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| せき板の役割 | コンクリートの形をつくる板 | 型枠を構成する面材 |
| 標準材料 | 合板(厚さ12mm標準) | 品質はA?Dで区分 |
| スラブのせき板 | フラットデッキを使用することが多い | 支保工が不要になる |
今回はせき板について説明しました。せき板は、コンクリートの形をつくる板です。
スラブの場合、型枠を解体する手間がかかるため、捨て型枠を用います。また、せき板の存置期間も覚えましょうね。下記が参考になります。
捨て型枠とは?フラットデッキ・ラス型枠の種類と基礎・スラブへの使い方
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では「せき板」と「支保工」の違いを問う問題が頻出です。せき板は型枠の面材、支保工は型枠を支える部材と覚えましょう。
せき板の存置期間はコンクリートの圧縮強度や気温によって決まります。早期に取り外すとコンクリートが損傷するため、規定を守ることが重要です。
合板がせき板として多用される理由は、施工性・コスト・再使用性のバランスに優れるためです。