この記事の要点
スラッジ水とは、生コン工場のコンクリートミキサーや機材の洗浄水から骨材を除いた液状物で、微粒子のセメントや砂が含まれる。
スラッジ水は上澄み水と異なり固形分を含むため、練り混ぜ水として再利用する場合は濃度管理が必要であり、高強度コンクリートでは使用が制限される。
この記事では、スラッジ水とは何か、高強度コンクリートとどう関係するのか、上澄み水との関係はどうなっているのかを整理します。
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スラッジ水とは、生コン工場の運搬車、コンクリートミキサーの洗浄水を回収し、骨材を除去した水です。
真水に比べてセメント成分が混和しますが、所定の濃度以下に抑えることで、生コンの練り混ぜ水に再利用できます。
今回は、スラッジ水の意味、濃度の規定と使用制限、上澄み水、高強度コンクリートとの関係について説明します。
※コンクリートの配合、生コンの意味は、下記が参考になります。
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スラッジ水とは、生コン工場のコンクリートミキサーや、生コン運搬車の洗浄水を回収し、骨材を除去した水です。
※生コンを打設した後、運搬車は水で洗浄します。洗浄しないと、新しい生コンに古い生コン成分が混ざるからです。
※骨材、打設の意味は、下記が参考になります。
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下図をみてください。骨材を除去した洗浄水を回収し、水槽にいれます。すると、下図の通り、上澄み水とスラッジ水、沈殿物に分かれます。
上澄み水は比較的綺麗な水です。スラッジ水は、ややセメント成分が残ります。
所定の濃度以下であれば、スラッジ水をコンクリートの練り混ぜ水として再利用可能です。
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スラッジ水の濃度と練り混ぜ水としての使用制限を整理しました。
短期・標準コンクリート ⇒ スラッジ水に含まれる固形分率が単位セメン量の3%以下なら使用可能。
長期・超長期コンクリート ⇒ 使用不可
高強度コンクリート ⇒ 使用不可
高流動コンクリート ⇒ 使用不可
計画共用期間が長期以上のコンクリートは、スラッジ水を使用できません。高強度コンクリートも使用不可です。※高強度コンクリート、高流動コンクリートの意味は、下記が参考になります。
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骨材を除去した洗浄水を水槽に入れると、上澄み水、スラッジ水、沈殿物の層ができます。上澄み水は最も綺麗な回収水で、短期、標準のコンクリートなら練り混ぜ水として再利用できます。
ただし、スラッジ水と同様に、長期・超長期や高強度コンクリートは使用不可です。
スラッジ水は高強度コンクリートの練り混ぜ水に利用できません。高強度コンクリートは、普通コンクリートに比べて高い品質が求められるからです。※高強度コンクリートの意味は、下記が参考になります。
高強度コンクリートとは?1分でわかる意味、呼び強度、jis、水セメント比
スラッジ水を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 定義 | 洗浄水を回収し骨材を除去した水 | 生コン工場で再利用 |
| 使用可否 | 所定の濃度以下で練り混ぜ水に再利用可 | 高強度コンクリートへの使用は不可 |
| 品質管理 | 固形分濃度の上限をJASS5で規定 | 濃度超過でコンクリート品質に悪影響 |
今回はスラッジ水について説明しました。スラッジ水は、生コン車などの洗浄水を回収し、骨材を除去した水です。
スラッジ水と上澄み水の関係を理解しましょう。また、どの場面でスラッジ水が再利用可能か覚えてください。下記も併せて参考にしましょう。
水セメント比とは?計算方法・60%以下の根拠・単位水量との関係
高強度コンクリートとは?1分でわかる意味、呼び強度、jis、水セメント比
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