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敷モルタルとは、プレキャストコンクリートの壁下に充填するモルタルです。プレキャストコンクリートの建て方時に設け、不陸(凸凹)を調整します。
今回は敷モルタルの意味、厚さ、目的、施工方法、配合について紹介します。モルタル、コンクリートの意味は下記が参考になります。
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敷モルタルとは、プレキャストコンクリートの建て方時に、壁下に充填するモルタルです。下図をみてください。これが敷モルタルです。
敷モルタルは、不陸を調整する目的で設けます。プレキャストコンクリートを設置する面が、凸凹だと壁が傾いたまま施工されます。
これでは、建物の精度が確保されません。そこで、敷モルタルを設け、不陸を調整します。
※建て方の意味は下記が参考になります。
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敷モルタルの厚さは、レベル調整材10mm程度高くします。幅は、壁厚程度とし、建て方後、壁厚と同等になるよう調整します。
敷モルタルの目的は、
プレキャストコンクリート接地面の不陸(凸凹)の調整
です。似た目的の部材に、無収縮モルタルがあります。無収縮モルタルは下記が参考になります。
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敷モルタルの施工方法は下記です。
・敷モルタルを成形する。幅は壁厚程度で、厚みはレベル調整材より10mm高くする
・プレキャストコンクリートの建て方を行う
・建て方直後、壁厚からはみ出た分の敷モルタルを除去する(モルタルは、接合部内に押し込むように除去する)
※建て方の意味は下記が参考になります。
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敷モルタルの圧縮強度は、部材コンクリートの品質強度以上とします(材齢28日のとき)。※品質基準強度の意味は、下記が参考になります。
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なお、養生方法は標準水中養生とします。※標準水中養生の意味は、下記が参考になります。
敷モルタルの配合は、重量比でセメント1:砂3程度が一般的です。床石の貼り付けでは、容積比でセメント1:砂4程度とします。
今回は敷モルタルについて説明しました。敷モルタルは、不陸を調整するモルタルです。プレキャストコンクリートの建て方時に用います。
鉄骨柱脚の均しモルタルと同じ考え方ですね。敷モルタルの意味、強度なども覚えてくださいね。下記も併せて参考にしてください。
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