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敷モルタルとは?1分でわかる意味、厚さ、目的、施工方法、配合

この記事の要点

敷モルタルとは、プレキャストコンクリート部材の建て方時に壁下へ充填し、不陸を調整するために用いるモルタルである。

敷モルタルは施工精度の確保と荷重の均等伝達を目的とし、厚さや配合・施工方法が適切でないと部材の変形や不具合につながる。

この記事では、敷モルタルとは何か、配合との関係はどうなっているのかを整理します。

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敷モルタルとは、プレキャストコンクリートの壁下に充填するモルタルです。プレキャストコンクリートの建て方時に設け、不陸(凸凹)を調整します。


今回は敷モルタルの意味、厚さ、目的、施工方法、配合について紹介します。モルタル、コンクリートの意味は下記が参考になります。


セメントとモルタル、コンクリートの特徴、違いを知るたった1つのポイント

敷モルタルとは?

敷モルタルとは、プレキャストコンクリートの建て方時に、壁下に充填するモルタルです。下図をみてください。これが敷モルタルです。


敷モルタル


敷モルタルは、不陸を調整する目的で設けます。プレキャストコンクリートを設置する面が、凸凹だと壁が傾いたまま施工されます。


これでは、建物の精度が確保されません。そこで、敷モルタルを設け、不陸を調整します。


※建て方の意味は下記が参考になります。

建方とは?鉄骨の建方手順・建て入れ直しとの関係と雨風時の作業制限

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敷モルタルの厚さ

敷モルタルの厚さは、レベル調整材10mm程度高くします。幅は、壁厚程度とし、建て方後、壁厚と同等になるよう調整します。

敷モルタルの目的

敷モルタルの目的は、


プレキャストコンクリート接地面の不陸(凸凹)の調整


です。似た目的の部材に、無収縮モルタルがあります。無収縮モルタルは下記が参考になります。

柱底均しモルタルとは?1分でわかる意味、読み方、a種、b種の違い

敷モルタルの施工方法

敷モルタルの施工方法は下記です。


・敷モルタルを成形する。幅は壁厚程度で、厚みはレベル調整材より10mm高くする

・プレキャストコンクリートの建て方を行う

・建て方直後、壁厚からはみ出た分の敷モルタルを除去する(モルタルは、接合部内に押し込むように除去する)


※建て方の意味は下記が参考になります。

建方とは?鉄骨の建方手順・建て入れ直しとの関係と雨風時の作業制限

敷モルタルの強度

敷モルタルの圧縮強度は、部材コンクリートの品質強度以上とします(材齢28日のとき)。※品質基準強度の意味は、下記が参考になります。

設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味


なお、養生方法は標準水中養生とします。※標準水中養生の意味は、下記が参考になります。

標準水中養生とは?現場水中養生・封かん養生との違いを解説

敷モルタルの配合

敷モルタルの配合は、重量比でセメント1:砂3程度が一般的です。床石の貼り付けでは、容積比でセメント1:砂4程度とします。

試験での問われ方|管理人の一言

試験では敷モルタルの目的(不陸調整・荷重伝達の均一化)と使用場面(プレキャスト建て方)を問う問題が出ます。

敷モルタルの厚さは一般に20〜30mm程度が目安とされますが、設計図書の指定に従うことが基本です。

配合はセメント:砂=1:3程度が一般的です。流動性が高すぎると均等な充填が難しくなるため、適切な水量管理が必要です。

敷モルタルを整理した表を示します。

項目内容備考
目的不陸調整・荷重伝達の均一化プレキャストコンクリートの建て方時に使用
厚さの目安20〜30mm程度設計図書の指定に従う
配合比セメント:砂=1:3適切な水量管理が必要

まとめ

今回は敷モルタルについて説明しました。敷モルタルは、不陸を調整するモルタルです。プレキャストコンクリートの建て方時に用います。

鉄骨柱脚の均しモルタルと同じ考え方ですね。敷モルタルの意味、強度なども覚えてくださいね。下記も併せて参考にしてください。

柱底均しモルタルとは?1分でわかる意味、読み方、a種、b種の違い

セメントとモルタル、コンクリートの特徴、違いを知るたった1つのポイント

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ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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