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コンクリートのヤング係数は?3分でわかる意味と求め方、計算、fc24、fc30、圧縮強度との関係

この記事の要点

コンクリートのヤング係数(静弾性係数)はEcで表し、設計基準強度Fcが大きいほど大きくなります。

Fc24のヤング係数は約22000N/mm2(2.2×104MPa)・Fc30では約24000N/mm2程度の目安となります。

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コンクリートのヤング係数は「E=3.35×104×(γ/24)2×(Fc/60)1/3で算定します。γはコンクリートの単位体積重量、Fcはコンクリートの設計基準強度です。


コンクリートのヤング係数は、鋼のように一定値(2.05×105)では無く、Fcが大きいほどヤング係数も大きくなります。なおγは23kN/m3です。


今回はコンクリートのヤング係数の意味と求め方、計算、fc24、fc30の値、圧縮強度との関係について説明します。

ヤング係数(弾性係数)とは?求め方と公式、単位、材料ごとの値【図解】

コンクリートの静弾性係数とは?計算式・Fc別数値・ヤング係数との違い

コンクリートのヤング係数は?求め方、単位容積重量との関係

コンクリートのヤング係数Eは下記の計算式で求めます。つまり、コンクリートのヤング係数は、鋼のように一定値では無いです。


E=3.35×10^4×(γ/24)^2×(Fc/60)^(1/3)


γはコンクリートの単位体積重量(=23kN/m3)、Fcはコンクリートの設計基準強度をいれます。


コンクリートの設計基準強度とは、いわゆる圧縮強度のことです。詳細は下記をご覧ください。

設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味


上式の通り、コンクリートの設計基準強度が大きいほど、ヤング係数も大きくなります。鋼の場合、いくら強度の大きな材質を用いても剛性は変わりません。


よって鉄筋コンクリート造では、設計基準強度を大きくすればヤング係数が大きくなり、建物としての「剛性向上」に寄与します。

剛性が大きくなれば「変形が小さくなる」ので、鋼構造には無いメリットと言えるでしょう。


ヤング係数、剛性の詳細は下記が参考になります。

ヤング係数(弾性係数)とは?求め方と公式、単位、材料ごとの値【図解】

剛性とは?変形しにくさの意味・強度との違い・計算式・単位を解説


またコンクリートの応力ひずみ曲線を描くと、下図のように直線部分が短くほとんど曲線ということも理解してください。


図 コンクリートの応力ひずみ曲線


よってコンクリートのヤング係数は、セカントモジュラスをとります。この考え方は、下記の書籍などが参考になります。

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コンクリートのヤング係数の計算

実際にコンクリートのヤング係数を計算します(といっても、値を代入するだけです)。計算式に「1/3乗」を含んでいるので、エクセルに計算式を組んでおくと簡単です。


γ=23、Fc=30とします。


E=3.35×10^4×(γ/24)^2×(Fc/60)^(1\/3)=3.35×10^4×(23/24)^2×(30/60)^(1\/3)=24419 N\/m㎡


となります。

コンクリートのヤング係数と圧縮強度の関係、fc24、fc30の値

コンクリートのヤング係数は圧縮強度が大きくなるほど、大きくなります。Fc24、Fc30のコンクリートのヤング係数を下記に示します。


fc24 ⇒ 22668 N/m㎡

fc30 ⇒ 24419 N/m㎡


1割程度、ヤング係数が大きくなっていることが分かりますね。

コンクリートのヤング係数を整理した表を示します。

項目内容備考
算定式E=3.35×104×(γ/24)2×(Fc/60)^(1/3)γ:単位体積重量、Fc:設計基準強度
Fc24のヤング係数約22668 N/mm2γ=23kN/m3の場合
Fc30のヤング係数約24419 N/mm2Fcが大きいほどヤング係数も大きくなる

まとめ

今回はコンクリートのヤング係数について説明しました。コンクリートのヤング係数は「E=3.35×104×(γ/24)2×(Fc/60)1/3で算定します。


この式を暗記する必要は無いですが「ヤング係数は設計基準強度に比例する」ことは理解しましょう。

ヤング係数(弾性係数)とは?求め方と公式、単位、材料ごとの値【図解】

ヤング率が大きいとは?硬さ・変形しにくさとの関係と材料別の比較(図解)

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理解度チェック

Q.

コンクリートのヤング係数の特徴は?

答えを見る

鋼のように一定値ではなく、設計基準強度Fcが大きいほどヤング係数も大きくなります。剛性向上に寄与し変形が小さくなるメリットがあります。

Q.

Fc24・Fc30のヤング係数の値は?

答えを見る

Fc24は約22668N/mm2、Fc30は約24419N/mm2です(γ=23kN/m3の場合)。約1割大きくなります。

Q.

コンクリートのヤング係数はどう求めますか?

答えを見る

コンクリートの応力ひずみ曲線は直線部分が短くほとんど曲線のため、セカントモジュラスをとります。設計基準強度に比例します。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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